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2018年11月3日万古土還元焼成

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10月31日に焼いた万古土で作ったを作品窯出ししました。

微粒の酸化鉄が多く焼成温度が1160℃と一般的に陶芸で使う土より70〜90℃近く低く、他の土で作った作品と一緒に焼くことができません。教室では生徒さんの希望で多くの土を使っていますので、まとまった量の万古土で作った作品ができるまでかなりの月日がかかってしまいました。

窯出しした結果は還元焼成した万古焼特有の肌合いと色が出ました。オレンジ色のような作品は、比較するために同じように鉄分の多い細目の信楽の赤土を使ってました。やはり万古焼は万古の土を使わないとできないことが分かりました。言うまでもないことですが土の選択はとても大事なことです。

昔から急須に使われている万古の土、粘りと腰が強く、電動ろくろ成形がとてもやり易く、目が細かいので細かな細工も向いています。

釉を掛けず焼き締めるため、表面に微細な凹凸がありビールの泡が細かく、格別美味しいとのこと。緑茶も万古焼の急須が一番と言われます。

2018年10月19日酸化焼成

DSC03034.JPG今回は生徒さんの持ち込みの瑠璃なまこ釉、新しく調合し直した乳濁釉など。そして今大活躍している美術作家、宮永愛子さんのこの日に搬入する作品などが入っており、酸化焼成としては長い時間を掛けて1230度キープで慎重に昇温しました。ですが新しい釉は1230度なので低めに抑えたのに流れるなど問題が多い結果となりました。
今回焼成した生徒さんの作品を掲載します。

【YMさんの作品】
DSC03049.JPG板作りの、壁や柱にかけて使う花器です。黒御影土を使い、白化粧土と土灰釉を混ぜたものを刷毛塗りしました。不透明で艶がないテクスチャーです。

【TMさんの作品】DSC03044.JPG型を使ったお皿。黒御影土に石灰ベースの白萩釉を施釉しました。黒御影土との組み合わせで青っぽく発色しました。

【MUさんの作品】DSC03050.JPG鉄釉をかけた茶碗。写真ではわかりませんが外側にしのぎを施しています。オリジナルの釉ですが、丁度良い濃さに釉がかかっています。

【MMさんの作品】DSC03048.JPGとても薄く作った半磁器の器です。オリジナルの亜鉛結晶釉をのせましたが、釉が厚かったようです。結晶は出ませんでしたが、感じの良いつや消しになっています。

DSC03047.JPG持ち込みの 青伊羅保釉を使いました。半磁器との相生の問題なのか釉の厚さが問題なのか、かなり流れてしまいました。陶芸に失敗はつきもの。新しい試みをして最初から上手くいくことはまず無いと言ってもいいでしょう。いろいろと工夫をしてイメージに合った作品に近づけることも陶芸の楽しみです。

【MKさんの作品】DSC03046.JPGオーダーが入ったアクセサリーのパーツです。裏表に施釉してあるので、今回、タングステンのステーに吊り下げて焼きましたが上手くいきませんでした。タングステンが反応して吊り下げた部分が色が変わってしまいました。

【TFさんの作品】

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3回体験コースで作られた作品です。とてもユニークなお皿と、しのぎをして白化粧をかけた小さな器です。酸化焼成の白化粧ならではの不透明な白が良いですね。もう一つの作品は前回、還元焼成しました。これで全て焼きあがりました。

2018年10月14日還元焼成

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今回は還元がかなり強くかかりました。1237度で15分ねらし、1200度まで還元で落としました。白い胎土の色が日色がかったものもできました。3日間体験の方の作品もすべて還元らしい色が出ました。
窯出しした生徒さんの作品を掲載いたします。

【NHさんの作品】
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電動ろくろで半磁器の土を始めてひきました。使いやすそうな器ができました。半磁器土を使い紫月窯オリジナルの土灰釉を使いました。ほんのり火色が出ました。

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パスタに合いそうな大きめの皿です。つや消しの恵那山土灰釉を還元焼成した柔らかな薄緑色が出ました。

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信楽の赤土で使いやすそうな形の板皿を作りました。杉と檜を合わせたオリジナルの土灰釉を流し掛けしました。

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電動ろくろを使ったマグカップ。赤土に白化粧を施しオリジナル杉檜灰をかけました。

【MUさんの作品】
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電動ろくろで作った器とコップ。ルーシイ・リーの釉をヒントに作ったマンガン、鉄、蛙目土を調合した釉を施しました。つや消しで少し赤みがかった特徴のある色です。背の高いカップのろくろ引きにも慣れてきました。

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白土に土灰釉をかけ還元焼成しました。今回の還元焼成は1237度に達した後、1200度まで還元を保ったまま温度をゆっくり落としてみました。胎土が赤みを帯びているのはそのためです。

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口の部分に二酸化マンガンを筆で薄く塗り、杉桧灰で施釉しました。還元のかかり具合や半ツヤの溶け具合が良いと思います。

【MMさんの作品】
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半磁器土を使い、限界近くまで薄く削った作品たちです。見事に軽い作品になりました。とても難しい作業です。いろいろな灰釉で還元特有の淡い緑色が出ました。

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半磁器を使ったお揃いの湯呑みです。この作品もとても薄く作られています。青呉須を薄く筆で塗り表情をつけています。釉は鉄分の少ない土灰釉を使っています。

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半磁器をろくろ引きした中くらいの大きさのお皿です。二酸化マンガン、鉄を使い蛙目土でつやを抑えた釉を使いました。この作品も薄く、軽くできています。

【MKさんの作品】
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信楽赤土に白化粧を刷毛塗りし。化粧土が乾かないうちに線刻し、素焼きの後、呉須で絵付けしました。手びねりらしい暖かな形の楕円形のお皿としゃもじ置きです。淡い寒色系の還元の色が落ちついた感じを出しています。

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取っ手の付いた使い易そうな片口。還元落としの淡い青磁色です。

【ASさんの作品】
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体験3回コースで作ったカップ。始めての作陶です。手びねりの暖かさが生きています。今回還元で焼いた作品の他に酸化焼成した作品がもう直ぐ焼きあがります。

【KDさんの作品】
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体験3回コースで作った器とティーカップ。始めての作陶です。器が最初の作品、湯呑みのつもりがだんだん大きくなりましたが、それも陶芸の面白いところです。ティーカップの取っ手もしっかり付いています。他に酸化焼成の作品ももう直ぐ焼きあがります。

【YUさんの作品】
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体験3回コースで作った作品。1kgの粘土で色々な作り方を試みました。化粧土を施した作品、土の違い、釉の違いを使い分けられています。

【HIさんの作品】
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体験3回コースで作った作品です。縁が薄くてどうなるかと思いましたが、帰って手びねりの暖かさが出て面白い作品になりました。白土、赤土、白化粧したもの、すべて同じ恵那山土灰釉で施釉しました。赤土に直にこの釉を使ったことはなかったのですが、土の中の鉄分を引き出し、強い青磁色に発色しました。

【TFさんの作品】
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体験3回コースで作った作品です。他に酸化焼成を希望された作品があり、もう直ぐ焼きあがります。手びねりならではの楕円状の作品、全面に薄くしのぎでテキスチャーを作っています。

【MMさんの作品】
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体験3回コースで作った作品です。1kgの粘土で色々な物を作りました。白化粧を筆でぬった作品、瑠璃釉の鮮やかな発色の作品など仕上げもさまぁまで面白いです。

【NTさんの作品】
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夏休み親子体験2回コースで作った作品です。他に酸化で焼き上がっている作品がたくさんあります。赤土に大胆に刷毛で白化粧を施し杉檜釉をかけた抹茶茶碗です。渋い味のある作品になりました。

【私の作品を少し】
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志野のぐい飲み。恵那ソブを一度素焼きしたもので絵付けしてみました。1200度まで還元落とししたため胎土が赤みを帯びました。

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オリジナルの檜の灰を調合した釉にツヤを抑えるために蛙目土を外割で加えてみました。民芸調の発色になりました。

 

 

 

 

 

 

特別講座:横浜で備前焼を

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備前の陶芸家である知人の登り窯に作品を入れてもらえる事になりました。
備前の土職人が土作りした備前の土が届きました。本物の備前土を使い備前の登り窯で何日も掛けて焼きます。備前焼がお好きな方には滅多にないチャンスです。
焼成は3月の中旬、窯出しは4月になります。(興味がおありの方は窯焚き、窯出しの体験もできます。)

✳︎作陶は成形、削りの二回、2時間から2時間半。削りを一週間以内にできる方。
✳︎備前土1kg、焼成こみで5000円です。
✳︎6名限定です。お申し込みは1月末日まで。お早めにどうぞ。明日からでも作陶できます。
✳︎素焼きをして備前に運ぶ必要上、2月一週目までが作陶の期間です。
お申し込みはお申し込みのページから。メールでもお電話でもお受けします。

★当初、12月末に窯焚きの予定でいたが窯元の都合により窯焚きの日程が3月に変更されました。

備前の登り窯に入れてもらいます

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年末に備前に行き、登り窯に作品を入れて頂く事になりました。備前の土職人が作った本物の備前の土がたくさん届きました。興味おありの方お問い合わせください。
写真は昔、備前の窯で焼いた作品です。富士柿は先週の台風で落ちてしまった物。しばらく置いとけば、どうにか食べられそうです。

2018年10月4日素焼き

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秋晴れは束の間。長雨の豪雨や台風などの悪天候が続き作品がなかなか乾燥せず、やっと素焼きができました。水分を飛ばすためたっぷり炙りをし、また半磁の薄い作品もあり棚組を細かくしたので、素焼きが原因で割れた作品はありませんでした。このところの素焼きは夏休み体験など急ぎの作品が多く、窯の中はスカスカでしたが、今回はたくさんの作品が焼けました。

2018年8月23日酸化焼成

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数日前からやっと涼しくなったと思いましたが、窯出しをした昨日はちょっと動くと汗びしょびしょなほど暑い一日でした。

夏休み特別企画「ママと一緒に」のたくさんの作品、本焼きしました。本焼きで割れた作品は一つもありませんでした。土と土灰釉との組み合わせも良かったようです。

今回焼成した生徒さんの作品を掲載いたします。

夏休み特別企画「ママと一緒に」の作品DSC02507.JPGDSC02510.JPGDSC02508.JPGDSC02509.JPG

どの作品も自由に作られていて個性的です。お母様の作品はやはり実用的ですね。

【TMさんの作品】
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黒御影土に土石の萩釉をのせました。天然藁灰を使った萩釉の調合はかなり難しく市販のものを使ってもらいましたが、ほぼ狙い通りの作品になりました。

【MUくんの作品】
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さやの中に炭と一緒に備前土で作った作品を入れ、酸化焼成しました。さやの中は還元になりますので炭の灰が飛んで景色を出してくれました。

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手びねりの急須です。パーツ作りや合わせなど時間がかかる作陶でしたが、見事に完成しました。赤土に天然藁灰を使った白萩釉をかけました。

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轆轤挽きの中皿。織部釉と楢灰釉を使いました。釉の重なった部分にいろいろな色が見られます。

【私の作品を少し】
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植木鉢。白化粧土と土灰釉を混ぜたものを生かけして焼きました。つや消しの真っ白が太陽の光で眩しいです。

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前回、還元で気に入った白が出た新しい釉ですが酸化だと溶けすぎて流れてしましました。いろいろな改良の方法があり、試してみます。

2018年7月29日還元焼成

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27日に還元で焚きました。台風の前日、幸い気温は連日のような猛暑ではありませんでしたがやはり真夏の窯焚きは厳しいです。久しぶりで14時間一人で焚きました。ガス窯は火の状態を見ながら空気とガスの量を調節しながら徐々に温度を上げていかなければなりません。
今回は1100度を超えた頃からなかなか温度が上がらず、酸化に戻したりしながらどうにか1232度まで持って行き、20分ねらしました。結果はかなり還元が強くかかり、全体的には温度も丁度良かったようです。土の特徴、釉の特徴がはっきり出ました。
窯出しは夏休みの親子陶芸体験の生徒さんが3組いらっしゃり、一般コースの生徒さんが暑い中、革の手袋をして全てやって頂きました。感謝感謝です。

今回焼成した生徒さんたちの作品を紹介いたします。

【YMさんの作品】
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赤土に白化粧を生がけし線刻した後、素焼きし呉須と鬼板で彩色し、オリジナルの土灰釉をかけました。窯の上の段に入れたので高めに溶ける釉を使いました。ちょっと溶けきらない感じですが、ツヤが抑えられて良いような気がします。

【TMさんの作品】
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3つのお茶碗、羊歯灰を使ったオリジナルの釉を使いました。独特の味がある白い釉です。釉の厚みにむらが出やすいのですが、帰って表情が豊かに出ています。

【MUさんの作品】
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半磁器土を電動ロクロでひくのは難しいものです。高さを出すことに挑戦しました。釉薬は杉と檜の灰を使ったオリジナルの釉、半磁器は色が白いので淡い色の微妙な色合いが生かされます。

【MMさんの作品】
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粗めの赤土ですが、かなり薄く軽くひけています。釉は二酸化マンガンと酸化鉄に半ツヤにするために蛙目土を加えて作ったオリジナル釉です。半ツヤのテクスチャーが丁度いです。釉にもとても拘りを持垂れているのは良いことです。

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赤土に杉と檜の灰を使った灰釉をかけました。もっと緑色がかることを期待したのですが、なかなか思うような色にはなりません。これはこれで渋い感じで良いと思います。

【STさんの作品】
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上からの光で分かりにくいですが、丁寧にしのぎをした作品です。窯の上の段に入れたので溶けて流れないように、カオリンを多めに入れた釉を使ったのですが半ツヤのようになってしまいました。もう少し高い温度が良かったようです。淡い青磁の色は綺麗です。

【MKさんの作品】
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赤土を使い、半乾きのうちに白化粧を塗りがけし、線刻しました。その後素焼きをして呉須と鬼板で加飾しました。釉は鉄分の少ない土灰釉を使いました。最初に紹介したYMさんと同じ方法ですが、最後の釉の選択で随分違ったものになりました。

【私の作品を少し】
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千倉石を使った釉です。土は半磁器です。以前使った時にはここまで青磁の色が濃くなかったのですが、前回からはこのように強い青磁色に発色するようになりました。違いは1000番のふるいに何回か通したことが原因なのか、焼き方の問題なのか。調合した時にイメージした色に近くなりました。

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ずっと天然藁灰を使って白萩釉を自作していましたが、どうしてもイメージ通りになりませんでした。これは生徒さんが作ったレシピを参考にして、天然の灰を使わず石灰、長石(益田長石)、珪石(日岡珪石)、酸化亜鉛を調合し、さらにマグネサイトとペントナイトを加えて作りました。赤土に施釉し還元で焼きました。艶の感じも程よく、自然なやわらかな白が出ました。酸化ではまだ焼いてないのですが、良い結果が出そうです。

夏休みの特別企画【ママと一緒に】

image1.jpegお子様ご一緒コース.jpgお子様の夏休みの自由研究を何にしようかとお考えの方、毎年何にしようかお悩みの方。陶芸をやってみませんか。お子様は粘土遊びが大好き。そして作ったものはずっと残ります。しかも実際に使えることもできます。

夏休み限定で小学生から中学生まで、お母様あるいはお父様とご一緒に制作します。

【レッスンの内容】二日間で手びねり、絵付け、釉掛けを行います。

◎一日目:お一人粘土1kgで約2時間半でいくつも好きなものを作っていただきます。素焼きができましたらご連絡いたします。

◎二日目:自由に絵付けをし。好みの釉薬(うわぐすり)を掛けて仕上げます。作品が焼きあがりましたらご連絡いたします。取りに来ていただくか、着払いでお届けします。

費用は親子2人で5000円です。(粘土代、焼成代込み)
エプロンとお手拭きタオルをご用意ください。

☆大好評!7月29日現在、7組のお申し込みがありました。
教室のスペースの問題で一度に3組までです。日時の調整が必要となりますのでお早めにお申し込みください。
お申し込みは「お申し込み」のページ、メール、お電話で。