

小布施の槇窯を使った作品、焼きあがりました。諸事情で一年遅れましたが、窯元の布施綾子さん始め多くの方々のご協力で焼き上げることができました。槇ならではの力強い作品です。


小布施の槇窯を使った作品、焼きあがりました。諸事情で一年遅れましたが、窯元の布施綾子さん始め多くの方々のご協力で焼き上げることができました。槇ならではの力強い作品です。
2019年11月23日


■「備前特別講座」で作陶した作品。以前にお知らせ致しました通り、小布施の布施綾子さんの穴窯に11月16、17日に窯つめし、欲18日に火をつけました。今日23日夕刻に火を落とす予定です。窯出しは12月1日を予定しております。


本日10月2日の午後、9月30日に還元焼成した作品を窯出ししました。まだ革の手袋をしないと暑くて触れません。今日も日差しは秋らしく空気も澄んではいますが真夏の様な暑さでした。今回は夏休み親子陶芸教室で還元を希望された作品、新しく調合した釉薬の試作、新しく入られた生徒さんの作品など様々な作品を焼きました。還元は丁度良いかかり具合ですが試作の釉は十分に溶けていない様です。溶けやすい長石に変えたほうが良さそうです。
今回窯出しした生徒さんの作品を紹介いたします。
【YSさんの作品】




ガラスでオブジェで活躍中の若手の作家さん。手の込んだテクスチャーが温かい感じを出しています。前回と同じく黒御影土に白化粧土で加飾した作品です。前回は酸化焼成しましたが、今回は還元で焼きました。窯の上下違った場所に作品を置きましたが殆ど違いが無い様です。
【YIさんの作品】

いつもとても丁寧に作陶しています。初めて釉を掛けた作品です。イタリアンコーヒーのカップとソーサーです。釉はS釉を使い、還元だとつや消しの白になる予定でしたが艶が出てしまいました。取手の大きさや形のバランスが良く、ソーサーのカップが置かれる位置を中心からずらすなど、さりげないユニークさのある作品です。
【AKさんの作品】

手捻りの大きな器です。ご自宅で作陶されたものを還元焼成しました。土は古信楽の微粒とのことです。釉は紫月窯オリジナルの杉と檜の灰を主原料にしたものを使いました。天然木灰の青磁です。
【SYさんの作品】

小学3年生。志野のもぐさ土を使い手捻りで茶道のお茶碗とお皿を作りました。なんとも自然でバランスの良い形です。鬼板で下絵を描き、オリジナルの志野釉を流し掛けしました。
【MUさんの作品】

磁器土を電動ロクロ挽きした茶碗。この種の青釉は普通は酸化焼成しますが、敢えて還元で焼きました。
もっと強く赤くなると想像していましたが、部分的に色の変化が多々あり不思議な色になりました。

赤2号土の上にM3釉(杉と檜の灰、平津長石、ニュージーランドカオリンを調合した釉)を掛けました。この土はロットによって焼く前の土の色も違いがあり、還元の仕方によっても随分違う感じになるようです。

久しぶりに手捻りしたマグカップ。重厚な感じのする作品です。天然土灰を使いました。釉のむらが薪を使って焼いた様な景色になりました。

赤2号土を電動ロクロ挽きし、瑠璃釉を施釉しました。瑠璃釉は透明なので赤土の上にかけると深みのある瑠璃に発色します。素地によっては釉が剥がれることがありますが赤2号土との組み合わせはよく馴染むようです。酸化、還元の色の違いも無く安定した釉薬です。
【MMさんの作品】

半磁器の大きめな器です。このところ一貫して薄い作品を作っています。この作品も見事に薄く作られています。たいへん集中力のいる仕事です。釉は青磁石と桑灰を調合したオリジナル釉です。秋の午後の光線に良く調和しています。
【MKさんの作品】

手捻りのお皿。恵那山半ツヤ土灰釉のツヤを抑えた青磁色、小さなお皿はM3釉です。

使いやすそうなお箸置き。釉はそれぞれ違うものを施釉しました。
【夏休み親子陶芸教室の作品】

夏休みの終わり頃に来ていただいた方々の作品。残りの還元焼成分、全て焼き終わりました。手捻りの温な形の作品、電動ロクロを初めて体験した作品です。
【KIさんの作品】

手捻りの器。信楽赤土に恵那山半ツヤ土灰釉の組み合わせ。赤2号よりも還元の青磁色が濁らずに発色する様です。
【STさんの作品】

紫月窯のお手伝いをしてもらっています。
磁器土を使った鶴首のような花瓶。真っ白な磁器土に天然土灰釉(M3)還元による青磁の色は明るく美しいです。
【私の作品を少し】

頁岩土を板作りした花器の試作。実際に花を挿してみて色々と問題があることが分かりました。この土を使う訳は、鉄分が多く耐火性が弱く1220℃位で土が溶け土の粒子の細かな隙間を塞ぎ、水がしみ出し難いこと、ほぼ原土そのままで大粒の色々な石が入っていて素朴なテクスチャーであることなどです。化粧土による加飾、還元落としでどうなるかなど試作を繰り返す必要があります。
トップページに早速、花を入れてみた写真を載せました。

日差しが秋です。前回、酸化焼成した作品を、呉須が厚かったりで再度焼成した物が多いです。それから夏休み親子陶芸教室の後期の作品もあります。作品の量が少なくすかすかでした。一旦1235℃まで温度が上がり、1230℃まで落として焼く45分ねらしました。ネラシの時間が少し多かった様です。
今回焼いた生徒さんの作品を掲載いたします。
【YSさんの作品】


新しく入られたガラス作家として活躍されている方の作品です。ガラスで作ったオブジェの台座に使いたいと試作しました。粘土による制作は初めてですが、作品作りの豊かな経験から土の材質の特徴を生かした完成度の高い作品になりました。黒御影土の板作り、細かな線状の凹みに白化粧を施しています。
【YIさんの作品】

紫月窯に入って一週間、黒御影土を使い手捻りで作りました。とても丁寧で二作目とは思えません。釉を使わず酸化で焼締しました。
【AKさんの作品】

赤土に長石、珪石、石灰、亜鉛を主原料にした紫月窯ではS釉と読んでいる釉を掛けました。この釉薬は粘土の違い、焼成の温度の微妙な違いで表情を変えます。流れやすさも改善され良く使われています。陶芸は長く続けられている生徒さん、手捻りですがとても丁寧に作られていて電動ロクロで作った様に見えます。

こちらは白土を使った作品。釉は上の作品と同じです。
【NFさんの作品】

玉石を使った黒釉。前回還元で焼いた作品です。還元ですと赤みが強い茶色っぽい黒になりました。それも面白い色でしたが、真っ黒の方が良いとの事で再度同じ玉石釉を特殊な糊を混ぜて塗り掛けしてもらいました。酸化焼成の玉石釉の色になりました。同じ様な色になる釉薬でも組成の違いで酸化と還元では別の色になるものが多いです。特にこの釉の様に天然の石を使ったものでは色の出方を予想するのが難しいです。


白土を使って手捻りで作った作品です。内側には透明釉を施釉し、外側は淡ペルシャ青マット釉を使いました。初めに内側を施釉しましたが、作品の薄い部分は釉の水分が飽和し、後から掛けた外側の釉が吸いにくくなった為色の違いがでました。返って面白い景色になりました。
【TMさんの作品】

前回同じ酸化焼成した作品ですが、加飾した呉須が厚かった為、随所に釉が乗らなかった部分ができたので、筆でその部分を塗り、再度焼きました。二回目の焼成、少し胎土の色も変化しました。
【MMさんの作品】

半磁器を電動ロクロ挽きした大きめの器です。いつもながら大変薄く作られています。釉は酸化鉄を使った黒釉に二酸化マンガンを加えました。

こちらは透光性磁器土で作った作品です。大きな作品ですが、とても薄く作られています。明トルコ青マット釉で施釉しました。胎土が真っ白なため、青みが強い発色です。
【夏休み親子陶芸教室の作品です】


三枚の写真、それぞれ違う日の作品です。年齢も違いそれぞれ自由に作品作りできました。

29日に酸化焼成した作品、窯だししました。夏休み親子陶芸教室の作品がたくさん焼きあがりました。1230℃で約30分ねらしました。充分に酸素を送った焼成ですが釉によっては今までとは違った表情になったものがたくさんあります。一日中雨だったためでしょうか。陶芸はいつまでたっても分からないことがいっぱいです。
今回の生徒さんの作品を紹介いたします。
【夏休み親子陶芸教室の作品】


様々な個性の出た作品。今回はお子様達が楽しそうに絵付けと釉掛けをしていたのが印象的でした。
【YIさんの作品】

新しく入会された方の作品です。多肉植物やエアープラントに凄く詳しい方です。大変丁寧に作陶しています。黒御影土を釉薬を使わず焼きしめて植木鉢を作りました。植木鉢は素焼きのものが多く使われていますがすぐ水が乾いてしまいます。植物によってはこの作品のように釉薬を使わず焼きしめた物が最適と言われています。
【AKさんの作品】

紫月窯には5月の中旬から来られている方です。大変熱心な方でご自宅でも作陶されています。この作品もご自宅で成形しました。線刻した文様の入った手の込んだ花器です。シンリュウの赤7号にオリジナルの白萩風乳濁釉を使いました。

こちらもご自宅で作られた作品。手捻りならではの温かな表情のある作品です。
同じく赤7号にオリジナル乳濁釉を使いました。この釉は紫月窯でお手伝いしてもらった高野さおりさんが亜鉛結晶釉を作ろうとして偶然できた釉です。ここではS釉と呼んでいます。土によっては天然の藁灰を使った白萩釉に近い色が出ることもあります。赤7号土との組み合わせは今回が初めてです。安定した釉ですが土の違いによって色の違いが大きく出ます。

この作品も自宅で作られた作品です。持った時にとても手にフィットします。やはり赤7号土にオリジナル籾灰釉を薄がけしています。


手捻りですが同じ形と大きさに作られています。釉薬は持ち込みのシンリュウの藤釉を使いました。
【TMさんの作品】

電動ロクロを使った大型の器です。土は浅間象牙もぐさ土を使いました。この土はもぐさ土ですがろくろ引きし易く、焼き締まります。呉須を直接指で弾くように乗せ、土灰基礎釉をかけました。温かみのある軽く使い易い作品です。

電動ろくろを使った作品。バランスのとれた作品です。浅間もぐさ土を使いシンリュウの黒天目釉を施釉しました、強い光沢のある黒です。


電動ろくろを使った作品。使いやすそうな器です。浅間もぐさ土にシンリュウの白萩釉を使いました。こちらも強い光沢があります。既成品の白萩釉はメーカーによって様ざまです。
【MUさんの作品】


電動ろくろ成型の直径20センチほどの器です。赤2号土を使い、部分的に白化粧土をかけ、ペルシャ青マット釉を薄がけしました。ペルシャ青釉は独特の鮮やかな色の釉で白い土を使うのが一般的ですが、あえて赤土を使いました。とても不思議な景色になりました。

透過性磁器土を電動ろくろ引きした作品です。持ち込みの美和白結晶釉にペルシャ青釉を霧吹きで薄く施釉しました。写真では判りにくいですがグラデーションが美しい作品になりました。
【MMさんの作品】




透過性磁器土をロクロ引きし極めて薄く削り出した作品です。とても薄い作品なので施釉の時、釉の水分が飽和してしまうと釉が割れて剥がれてしまいます。薄がけするのにも技が必要です。写真でもお分かりと思いますが、光を通した薄がけのペルシャ青釉の透明感が素晴らしいです。
【NTさんの作品】

「備前特別体験講座」を受講された方の作品です。初めての作陶です。備前の登り窯を待つよりも早く結果が出ると考え、備前土とは別に釉を掛けた作品も作ってもらいました。大変お忙しい方で釉掛けもなかなかできず酸化焼成のタイミングを逃したため、やっと焼きあがりました。



乾いていない作品がたくさんありました。日曜日の教室に間にあわせるべく素焼きしました。あぶりに十分に時間をかけたので問題無く焼きあがりました。750℃の焼成、粘土の違いがはっきり分かり、炭化した部分も皆無です。


窯を焚いたのは8月1日、朝から30度の猛暑でした。生がけをした作品もありゆっくり温度を上げていきました。900度から還元に入り最後に酸化に戻さず火をとめました。適度な還元がかかりました。窯出ししたのは8月4日、この日も茹だるような暑さ、夏の窯焚きはきついです。
今回焼いた生徒さんの作品を紹介いたします。
【SYくんの作品】
紐作りの大きな花瓶です。初めての紐作り、背が高く大きな作品ですが何日もかけ積み上げ、バランスの良い手捻りならではの作品が出来上がりました。天然土灰を使った紫月窯オリジナルの釉を流しかけしました。



赤土を使い、白化粧して実際の植物の葉を押し付け、素焚きした後鬼板を塗り拭き取って加飾しました。植物の葉や枝の形はいろいろ、何を選ぶかも、どう配置するかも面白いと思います。仕上げに土灰釉を施釉しました。

こちらも前述と同じ技法です。こちらは釉を使わずに焼きしめました。細かな葉脈の線もはっきり再現されています。数字を配したオリジナルな発想がいいですね。
【IYさんの作品】

植物の葉を使った加飾、レイアウトが良いですね。鬼板をどこまで残すかにより、作品の雰囲気が様々になります。いろいろと工夫され、効果が見事に反映されています。
【MOさんの作品】


電動ろくろを使ったペアの湯呑みです。上の作品は化粧土を施しています。下の作品は信楽土そのままの上に施釉しています。上下とも同じ土灰釉を使い還元焼成しています。
【NFさんの作品】

大型の花器です。赤土を使い、全体にしろ化粧を施し、半乾きの時にカキベラで薄く削り取っています。土灰釉の還元された色が化粧土が残ったところと赤土の下地が出たところで濃淡の違いが出ました。

板作りで縁に波を打たせて持ち上げ大皿です。ホームパーティで。いろいろな料理に使えそうです。釉は半ツヤのオリジナル土灰釉です。

手捻りのビアマグ6点セットです。白土にオリジナル天然玉石釉を掛けました。いままでこの釉は還元で焼いたことが無く、酸化と同じ黒になると思っていましたが赤茶色になりました。長石、石灰に酸化鉄を加えた黒釉とは全く違った還元の色です。半ツヤの感じは参加で焼いた時と同じ雰囲気になりました。
【MUさんの作品】
電動ろくろの作品。なんでも均一な厚さでひけるようになりました。使いやすそうな器です。今まで使ったことのない藤釉(シンリュウ)というものを下に、上には白結晶釉(美和)を使いました。今までにない色です。

電動ろくろ成形のご飯茶碗。天然玉石釉還元焼成です。前述のように黒では無く茶天目のような色になりました。これはこれで良いと思います。

電動ろくろ挽き。白土に半ツヤ恵那山土灰釉を使いました。土との組み合わせと窯の置く場所によって色に違いがでます。還元が弱いですが温かみのある色です。
【MMさんの作品】


磁器土を使い極めて薄く作られた作品です。このところたいへん難しい磁器土を使い電動ろくろを上手に使って作陶しています。神業と言って良いほど薄く、羽のように軽い作品です。二枚目の作品は光が透けて見えるのが分かると思います。釉薬はオリジナル千倉石釉を使いました。

こちらも透光性に磁土を使った極めて薄く軽い作品。MMさんが基礎釉を使わず。初めて原料を調合して作った釉をかけました。光を通した見事な色です。

こちらは半磁器に土石白萩風の釉を使い、還元焼成した作品です。この釉の白い色は酸化と還元では表情が全く違います。還元の場合は不透明なツヤのないしろになります。珪石の酸素が還元されるためだと思います。
【MKさんの作品】
手捻り、しのぎで過食した作品です。電動ろくろも使いこなされる方ですが、このところ手捻りを続けられています。手捻りならではの楕円形した器です。しのぎをしたところは釉は厚くかかり、色の変化が美しいです。





22日月曜日に素焼きした作品、窯出ししました。
7月も下旬というのに毎日雨、雨、作品が乾かずあぶりに5時間かけました。要した時間は9時間。本焼成ができてしまう長さです。結果は極めて良好、割れた作品は一つもありませんでした。

昨年、大好評でした親子陶芸教室、今年も開催いたします。
お子様の夏休みの自由研究を何にしようかとお考えの方。陶芸をやってみませんか。お子様は粘土遊びが大好き。そして作ったものはずっと残ります。しかも実際に使えることもできます。
夏休み限定で小学生から中学生まで、お母様あるいはお父様とご一緒に制作します。
【レッスンの内容】二日間で手びねり、絵付け、釉掛けを行います。
◎一日目:お一人粘土1kgで約2時間半で好きなものを作っていただきます。素焼きができましたらご連絡いたします。
◎二日目:自由に絵付けをし。好みの釉薬(うわぐすり)を掛けて仕上げます。作品が焼きあがりましたらご連絡いたします。取りに来ていただくか、着払いでお届けします。
費用は親子お2人で5000円(お一人につき2500円)です。粘土代、焼成代など全て込みです。
エプロンとお手拭きタオルをご用意ください。
☆お申し込みは本日6月24日から8月4日までとさせていただきます。
教室のスペースの問題で一度に3組までです。日時の調整が必要となりますのでお早めにお申し込みください。
お申し込みは「お申し込み」のページにご希望の希望日をお書き添えお送りくださるか、メール、お電話で。陶芸は作品を十分乾かし素焼きします。またまとまった数を一度に焼かなければなりません。そのため一日目の実技は7月20日から8月10日(土)までといたします。
不明の点ございましたら、お電話、メール、入会フォームなどでお問い合わせしてください。



6月14日に窯焚きした作品。15日(土)梅雨の最中、朝の雨が小降りの間をみて窯出ししました。雨が当たらないように直ぐに部屋の中に移動しました。今回は1230℃で40分ねらしをしましたが、この間に時折1235℃まで上がることがあったため少し高めの温度で焼いたことになります。結果は胎土の色にもはっきりでました。流れやすいS釉(土石白萩釉)は珪石を増やした結果なのか流れたものはありませんでした。ただ、いつものS釉とはだいぶ雰囲気が違います。今回の色も悪くないと思います。新作の籾灰釉はほぼ予想通りに発色しました。また生徒さんが作った紺色の釉も溶け具合が良くいろいろな土に合いそうです。
今回窯出しした生徒さんの作品を掲載いたします。
【AKさんの作品】

先月から入会された方です。紫月窯では初めてなので湯呑み茶碗を二つ作っていただきました。手際良くバランスのとれた作品ができました。赤土にオリジナル土石白萩風釉(S釉)を掛けました。


ご自宅で作られた抹茶茶碗。手捻りとは思えないほど芯がとれ、完成度の高い作品です。
シンリュウの赤7号に紫月窯オリジナルのS釉を掛けました。赤7号との組み合わせは初めてです。
【SYくんの作品】
小学3年生のS君の作品です。左の湯呑みは前回土灰釉をかけ還元で焼いた作品とのペアーです。今回はS釉をかけ酸で焼きました。右のマグカップは信楽の赤土を使い同じS釉を掛けました。土の違いで釉の発色が随分と違うことが良く分かります。
【IYさんの作品】

入会して最初のペアーの湯呑みの作品です。陶芸はもちろん美術全般にたいへん関心がおありでとても熱心に作陶されいろいろな冒険をされています。この作品に使った釉は化粧土と釉の中間のようなものです。土ですから溶けないのでマットになりますが釉の効果もあって剥がれてしまうことはありません。茶色の加色は鉄釉です。コントラストが強い意外性のある組み合わせです。

2回目の作品は取っ手のついた物。冷めた飲み物を早く温めるのに底を広くした形を試みました。たいへんユニークなマグカップです。


花器を作っていただきました。こちらもオリジナリティーのある作品です。挿した花の茎が見えるようにしました。全体は化粧土と釉の中間的なものを使い完全なつや消しの白ですが、ディテイルにいろいろな工夫が施されています。
【MOさんの作品】

電動轆轤びきのマグカップです。赤土にS釉をかけました。この釉は流れやすかったので珪石を多めに調合仕直しました。焼成温度が少し高めでしたが流れることが一切なく安定して使えることが分かりました。

こちらと赤土にS釉の組み合わせです。使い勝手の良い大きさの器です。


お玉置きです。京呉須でナスの下絵付けが描かれています。絵付けがあまりはっきりしないように既製の乳白釉を掛けました。前回のものとは違うメーカー、もっと薄めに溶いた方が良かったのか、もう少し絵がくっきり出た方が良かったかもしれません。既製の釉は企業秘密なのか材料が書かれて無いのが難点だと思います。すべてオリジナルの釉に移行していきたいと考えています。
【NFさんの作品】

信楽の白土にS釉を掛けた一輪挿しです。口の部分に表情を持たせたり、肩のところにしのぎで加飾したり何気無い工夫をして作られています。
【MMさんの作品】

透過性磁器土を轆轤挽きした極めて薄く作られた作品です。写真だと分かりにくいですが既製のトルコ青釉、これほど鮮やかな青になったのは初めてです。磁器の白さが反映されたのと、ガス釜ですと若干還元ぎみになるのですが充分酸素を含んだ炎による結果だと思います。流れやすいトルコ青釉、ほんの少し流れましたが釉の厚さもちょうど良かったと思います。


MMさん自作の釉を使いました。今までも基礎釉を元にご自分で釉を作ったことはありますが、今回は初めて長石、天然土灰、カオリンに呉須の原料を調合して作りました。暗い紺のような青い釉をイメージしました。テカリの無い良い感じのデリケートな半ツヤも良いです。今回は赤土に施釉しましたが白土との組み合わせを見てみたいと思います。
【MUさんの作品】

信楽の粗めの土に部分的に白化粧を施し、トルコ青釉を掛けました。土の中から掘り出された様な古陶器のような作品です。トルコ青釉の派手さがなく、磁器にかけたのとは別物のようです。難しい大きめなお皿、轆轤挽きも上達してきました。

今、若い人に人気のキャラクターのシンボルマークだそうです。アメリカ製の下絵に厚くん使っても、上絵にも使える絵の具で彩色しました。作者曰く「元気の出るごはん茶碗」だそうです。

写真では分かりにくいですが、本人持ち込みの既製の白結晶釉を使った茶碗です。既製のものなので成分が分かりませんがほぼマットな色付きの無い細かな結晶釉です。

もぐさ土を轆轤引きした茶碗です。S釉を施釉しました。

粗目の信楽土を使ったビアマグです。釉はS釉、白土との組み合わせにも使えるキャパシティーの大きい釉です。
【MKさんの作品】

赤土にS釉を掛けたコーヒーカップ。今回は調合の割合を変えたのか焼成温度が若干高かったのか今までのS釉とは違った表情になりましたが、良く焼きしまった強さのある作品です。

手捻りの温かさのある小さなお皿2点。左は鉄釉、右はS釉のを施しました。醤油皿などいろいろな用途に使えそうです。

器の上部にポンスで小さな丸い穴を開けたお洒落な器です。土を変えてS釉を施したものと鉄釉の上にS釉を部分的に二重掛けしました。

多角形に面取りした手捻りのコップ。手捻りの温かさが良いです。ずっと使いたくなる作品だと思います。
【私の作品を少し】

最近作った籾灰釉の試作です。藁灰よりも珪酸の度合いが強いとのことで以前から興味があり調合してみました。平津長石30、なら灰30、籾灰40と外割で釉の粘りを出し沈殿を抑えるためにペントナイトとマグネサイトを加えました。天然の藁灰で白萩釉を作る試みを何度も行いましたが何故かみな上手くいかなかったのですが、籾灰ではほぼ予想どおりの色がでました。1235℃の焼成でつやや溶け具合も良い結果がでました。天然の材料の場合、産地や灰を蒸し焼きした温度や方法などかなりのばらつきがあるのではと思います。

下に自作玉石釉を薄掛けし、籾灰釉を二重掛けしたものです。ほぼ予想どおりの発色です。

これも藁灰を使った試作です。下に鉄釉を薄掛けし籾灰を二重掛けしました。