高校の教え子で「紫月窯」で作陶している高野さおりさんの作品が展示されます。高野さんは高校時代から美術が好きでとても熱心に制作していました。高校卒業後はデザインの勉強をしましたが、陶芸に夢中になり色々な所で陶芸を修行し、さらに「横浜いずみ陶芸学園」を卒業しました。
今回は「横浜いずみ陶芸学園」の同期の方たちの展覧会です。年齢層も様々、みなさん作品も個性的です。
10/28(金)〜11/3(木)10:00~19:00 横浜赤レンガ倉庫1号館1F


高校の教え子で「紫月窯」で作陶している高野さおりさんの作品が展示されます。高野さんは高校時代から美術が好きでとても熱心に制作していました。高校卒業後はデザインの勉強をしましたが、陶芸に夢中になり色々な所で陶芸を修行し、さらに「横浜いずみ陶芸学園」を卒業しました。
今回は「横浜いずみ陶芸学園」の同期の方たちの展覧会です。年齢層も様々、みなさん作品も個性的です。
10/28(金)〜11/3(木)10:00~19:00 横浜赤レンガ倉庫1号館1F



900度で還元炎にし、その後1240度まで窯の温度を上げて行くのは強制燃焼の都市ガス窯の場合、けっこう難しいです。今回は充分に還元が掛かり、温度が上がりすぎず、てかりもなく丁度良い焼き具合でした。
【MMさんの作品】

一番新しく入られました。ひねり出しの湯呑み、呉須で細かな絵付けをしました。絵付けの配置がバランスがとれていてとても良い作品だと思います。マグカップ、初めてとは思えない奇麗な形です。鉄釉と口のところに白萩をアクセントに使いました。
【MNさんの作品】

マグカップ、素焼き後に白化粧を掛け再度素焼きをした上に灰釉を掛けました。還元焼成ならではの淡い緑色がきれいです。蓋付きの砂糖の容器と塩の容器、半分だけ化粧掛けをし灰釉を掛けました。使って楽しそうな可愛い形です。
【SNさんの作品】

赤土に化粧土で刷毛目を入れたマグカップです。大胆な刷毛目が良いです。全体に掛けた灰釉の色も形に良く合っていると思います。灰釉は土や焼き方によって様々に表情を変えるのが面白いです。
【MSさんの作品】

とても形の良い志乃茶碗です。お茶を立ててみたくなります。おおらかに形を作り、木のヘラでさっくりと削って形を作っていきます。絵付けは鉄分の多い鬼板を使い、素焼きの前に描きます。

小さめな対の花瓶、化粧土を掛け、灰釉で仕上げました。いろいろな発色の変化があり、見ていて飽きない作品です。黒御影土に一本の線で象嵌した釉薬を掛けずに焼き絞めた角皿、お寿司をのせても合いそうです。
【STさんの作品】

砂糖や塩、胡椒などを入れて振りかける時に使う容器です。後ろの三つは黒い土に白化粧を掛け、上の部分だけを残して削り取り、素焼きの後、灰釉で仕上げています。手前の二つは信楽の白い土の上に白化粧土を施し、側面は削りヘラで彫刻した作品です。白い土の上にさらに白化粧、少しの色の変化が上品な感じです。これから二つの作品展に出品のため、色々なバリエーションの作品を制作しています。
【KTさんの作品】

板作り三点。後ろの作品と右の作品、好きな葉を選んで摘み取り、粘土の上に置き、上に紙をのせて良く擦ります。その後良く乾かして素焼きをし、全体に鬼板を塗って拭き取ります。後ろの作品は鬼板をかなり残して拭いたもの。右の作品は鬼板を良く拭き取ったものです。左前の作品は、ご自分が主催されている音楽工房の表札、黒御影土に白御影土で象嵌した作品です。いろいろな試みの見られる作品です。
【KKさんの作品】

板作りの大皿と小皿、実際の桜の葉の葉脈を生かして文様にしました。鬼板の拭き残しがオシャレです。還元がしっかり掛かった青磁色になりました。

初めての電動ろくろによる作品です。初めてとはとても思えないほど軽くて使い良さそうな作品です。
【MKさんの作品】

いろいろな用途に使えそうなちょうど良い大きさの角皿です。化石のようにも見える葉脈を生かした作品、うっすらと灰釉が還元焼成独特の緑色をしています。葉の配置が良く完成度のある作品に仕上がっています。

板を組み合わせた作品です。右の作品、作成の前にご自宅できちんと厚紙で型紙を作ってこられました。小さな剣山を入れて花を生けると素敵だと思います。化粧土による装飾も良いです。写真ですと分からないですが、きれいな青磁色をしています。

都市ガス窯は酸化焼成の時にも若干還元が掛かることが多いです。
今回はほとんど還元が掛からずに酸化焼成らしい色が出ました。
窯に入れる作品の数が少なかったのも還元気味にならなかった理由かもしれません。
今回の窯で焼き上がった生徒さんの作品です。
【MMさんの作品】

暖かみのある柔らかなフォルムと白萩釉の組み合わせがぴったりです。

同じ白萩釉を使いましたが胎土の違いで釉薬の色もかなり変わります。お酒は呑まない方なので「何に使おうかな」とおっしゃっていました。
【MNさんの作品】

アクセサリーのパーツ作りに夢中になっておられます。細い線の絵付けも流れずに焼けました。

小さな花器、あえて口の形に動きを出しました。良い表情が出ています。
【SNさんの作品】

鉄分の強い赤土を使いました。粘りがなくたいへん作り難い土でしたが、ぐい飲みの形が揃っていて感じのいいセットになりました。
【KTさんの作品】

大胆な模様と大きな取っ手の着いた水差し、本体と取っ手のバランスが難しいのですが自然な感じに出来上がりました。小さい角皿はご自分のお名前の一文字を象嵌で表現しました。象嵌は本体の粘土の堅さと埋め込む粘土の堅さが丁度良くないと難しいです。
【NUさんの作品】

酸化焼成の土灰釉の色合いと織部釉の組み合わせが素晴らしいです。織部の様式に捕われず若いセンスを生かした作品です。

今、下絵の具もいろいろな色があり、高温でも変色せずに発色します。彩度の高い下絵の具の色が生かされた作品です。たたら板を使った作品は反ったりひびが入りやすいですが、5枚とも殆ど反らずに焼けました。

ドロップでコーヒーを入れる器具です。これは本当に世界でたった一つですね。
【MKさんの作品】

初めて電動ろくろで作られました。電動ろくろ、とても面白いとおっしゃっています。初めての作品、多少揺れて表情があるのがむしろ暖かく良いと思います。瑠璃釉の作品は素焼きの後、白化粧し施釉したのでとても鮮やかな発色です。
【けいとくんの作品】

親戚の小学校低学年の男の子、初めて作った陶芸作品です。夏休みの宿題の課題に選び作りました。ひねり出しで充分に高さが出て使える形になりました。下絵の具で描いた絵も良いですね。
紫月窯を始めたのが昨年秋でしたから、炎天下の真夏の本焼きは初めてです。想像以上に窯の周囲の空気は熱かったです。還元の色にはなりましたが、煉らしが長過ぎたようです。生徒さんの作品、みなさん土に慣れてこられ、個性を発揮している御様子です。
【MSさんの作品】
淡い青磁の色の花器です。
花を引き立たせることを考えられ、あえて絵付けをせずに作りました。
【KTさんの作品】
板作りは簡単なようで難しいです。いろいろな原因で反ったり、割れたりするものです。今回も半分は乾燥段階で小さな亀裂が入りました。赤土に少し櫛目を入れ灰釉で仕上げ、素朴な感じになりました。
【KKさんの作品】

志乃茶碗と板作り、志乃の特徴、灰釉の特徴を良く生かした作品です。木や草の葉を置いて、素焼きの後、鬼板を塗り、その後拭き取ると葉脈が作った溝に鬼板が残ります。銅版画のインクを詰めるのと同じような技法です。葉の配置が良いです。
【HIさんの作品】



手捻りのラーメンどんぶり、大きいので少し乾燥させ生乾きにしてからさらに土を乗せました。半乾きの段階で少し土が堅くなりましたが、特に不自然さが無く仕上がりました。
二つ目の志乃茶碗、今回も釉の濃淡の変化が生きています。
板作り、さすがデザインの勉強をされた方です。小さな櫛を使って凹みを作り、白い土で象嵌しました。いろいろ配置を変えると違った趣になります。
【CIさんの作品】


ラーメンどんぶり、焼き物は焼成すると小さくなります。大きな作品ほど強く小さくなった感じになります。今回はちょうど良い大きさに出来上がりました。志乃茶碗の大きさもちょうど良いです。
板作りの二枚の皿、象嵌したあとパレットナイフで擦り艶をだして、焼成しました。
【STさんの作品】
陶芸は専門学校で三年間きちんと勉強された方です。
陶芸の知識と技術をしっかり身につけています。
この作品はこの教室で電動ろくろを使って作り、素焼きと絵付けをした後、自宅の電気窯で焼成されました。
手に馴染む大きさの食塩や胡椒の容器。轆轤成形でも難しい形をきちんと作られています。さらにスマホを見て、何をやってるのかと思っていたところ、検索したトランプの画像を描いているところでした。ほんの数分、あっという間に仕上げられたのには驚きました。
すんなりと温度が上がってくれた還元焼成。期待通りの色になっているかとワクワクして窯の扉を開けました。開けたとたんにイメージとは大違い。還元らしい発色にはなりましたが、予想していた色にはなりませんでした。
生徒さんの作品は個性的で面白い仕上がりになりました。
【MNさんの作品】

アクセサリーのパ-ツ作りにはまっています。ピアスやボタンなど陶芸の素材の特徴を生かした可愛い作品です。粘土は半磁器を使いました。
【KTさんの作品】

志乃茶碗。作っている途中にひびがたくさん入りましたが、あえてそのまま制作を続行されました。どうなるかと思いましたが面白く仕上がりました。
【KKさんの作品】

板作り、ユニークなうなぎの重箱。黒御影土を使って釉薬を掛けず、焼きしめました。近々、行きつけのうなぎ屋さんに持っていき、これに入れて出してもらうとの事です。
【HIさんの作品】

志乃茶碗。たっぷり釉を掛けました。鬼板の下絵の色の変化が良く出て、表情豊かな作品に仕上がりました。
【NUさんの作品】

黒御影土を使い、白御影土で象嵌し、焼きしめた板皿です。あえて淵を上げずに平らにしました。若い方らしいセンスの文様、個性的で良いと思います。
【MKさんの作品】

手捻りの大皿、板作りと紐作りを併用して作りました。素焼きの後、白化粧を施しもう一度素焼きをし、呉須で絵付けしました。透明感のある絵付けが良いです。もう一つは黒御影土を使い、化粧土で装飾し焼きしめた小皿です。形と文様がぴったり合った可愛い作品です。
梅雨の合間に窯詰めしました。酸化焼成で10時間かけました。予想通りの色になったもの、全くイメージしていなかった色に仕上がったものなど様々です。今回は土と釉との組み合わせで何通りものサンプルを作成しました。自作の釉はまだまだ改良しなければなりません。
今回も生徒さんの作品を載せました。
【YMさんの作品】

何度か体験制作はなさったとのことです。底付け、絵付け、釉掛けは初めてです。初めての呉須の染め付けです。絵手紙をなさっていたとのこと、筆さばきが達者です。
【SNさんの作品】

初めての作陶です。同じ形の湯呑みを二つ作っていただいていますが、見事に出来上がりました。淡い黄瀬戸に織部、上品な作品です。
【MNさんの作品】

初めての作品です。手捻りの良さを生かした形です。淡い黄瀬戸の上に口の部分は白萩釉をのせました。下の小物は時間の合間に作ったピアスのパーツです。陶器の特徴を上手く使っています。
【MMさんの作品】

「高校の時に作ったのとそっくり」だそうです。手捻りならではのナチュラルなデフォルメーション、暖かく使っていて飽きのこない感じがします。柔らかな形は白萩釉ともぴったりです。
【KTさんの作品】
蓋つきの徳利に出会って、さっそくご自分でも作ってみました。ぐい飲み5つとのセット。赤土に白萩釉の組み合わせです。左の小品は箸置きとのことです。
【MSさんの作品】
真っ黒な四角い器が作りたいとのこと。前回還元焼成でこの釉薬は茶色に発色したので少し不安でしたが期待通り真っ黒になりました。瑠璃釉は化粧掛けした上に施釉したので鮮やかな瑠璃色になりました。まだ短期間ですが土に慣れてきたようです。
一年間、陶芸を習っていた方、経験を生かして作陶なさっています。派手な発色のトルコ青釉をリクエストされ、今回初めて使ってみました。
【HIさんの作品】

いつもバランスの取れた使いやすそうな形の作品を作られています。手前の二つの器は釉を二重掛けした効果が上手くいっています。
【NUさんの作品】

麺を使った料理に使いたいと大形のどんぶりを作りました。中華にも日本蕎にも合いそうです。指で押さえながら作る手捻りの暖かさが良く出ています。流し掛けしましたが大きいので難しそうでした。
【MKさんの作品】

黒御影土に白御影土を象嵌した作品です。釉薬を使わず焼きしめました。象嵌した文様はオリジナルです。釉を使わないのでつや消しで自然の石のような質感です。
窯出しした生徒さんの作品をいつも載せる事にしました。タイミング良く今回の還元焼成で窯入れ出来た作品です。作品は完成されてても酸化焼成の場合はその時に載せます。
【MMさん、MNさん、SNさんの作品さんの作品】

紫月窯に入られて二回目。湯呑みは底を削って乾燥、素焼きをして次回本焼きしますが、時間の合間にピアスのパーツや箸置きなどを作った物が焼き上がりました。
【KTさんの作品】

赤土を使い、鬼板で下絵付けをした作品。還元焼成の味が良く出ています。前回の酸化焼成にも絵を入れた作品を作られました。絵を描くのがお好きなようです。
【KKさんの作品】

お酒がお好きな方。徳利や、おちょこ、ビアマグなど。お酒がおいしそうです。自然に形を歪め、手捻りの良さを生かした作品です。あえて全て同じ灰釉を使われ、土による色の変化をお試しになりました。
こうして並べるとモランディーの絵のようです。
【HIさんの作品】

受け皿付きの植木鉢。自然な歪みをつけました。植物を育てるのが好き。いろいろな花に似合いそうです。
【NUさんの作品】

還元の作品がたまっていました。志乃茶碗はまだ教室に入り立ての時に作られました。志乃茶碗らしい暖かみのある仕上がりです。徳利とおちょこは弟さんへのプレゼントだそうです。大きく弟さんのお名前が書かれています。薄く掛けた灰釉が良いです。
【MKさんの作品】

前回作った角皿の数枚を還元で焼きました。酸化焼成と還元焼成の色の違いがどうなるか試されました。酸化より落ち着いた配色になったようです。
昨年秋から始動しました紫月窯、日ごとに通っていただく生徒さんが多くなって来ました。現在7人の生徒さんが楽しく制作されています。陶芸の経験もご年齢も陶芸の趣向も作りたい物も様々。できるだけ生徒さんのご希望に添ってアドバイスしていきたいと考えております。
これからは窯を焚き焼き上がった、お一人お一人の作品を載せることにしました。
【KTさんの作品】

陶芸は全く始めて。立体は苦手と仰っていますが、手捻りの柔らかさが良く出ている作品です。
内側に絵付けしたいとのこと、伊万里呉須を使い江戸の文様集を参考にして描きました。
【KKさんの作品】

習っていたご経験があり、粘土の扱い方を良くご存知です。使い勝手の良い形を心掛けて制作されているご様子です。
釉薬はまだ使ったことの無い試作中の釉薬ですが、あえてどうなるか分からないのが面白いと使われました。
【MSさんの作品】

陶芸は全く始めて。灰釉に織部釉で彩色した湯呑み、使いやすそうです。赤土を使い白萩釉を掛けた徳利と5つのおちょこ、バランスの取れた形で初めてとは思えない出来です。
猫が大好きで教室の看板猫キティーをいつも可愛がってくれます。
【HIさんの作品】

美大でデザインを学ばれ、グラフィックデザインのお仕事をされています。コンピュータの画面と向き合うのと違い、実際の材料に触れながら作品を作る陶芸がお気に入りです。
白萩釉を使った大きめの植木鉢と受け皿、徳利にも一輪差しにも使えそうな器、どの花にも合いそうです。
湯呑みもとても自然な形で使いやすそうです。
【TIさんの作品】

さすが一年間、陶芸教室に通った事があり、土に慣れた方です。電動轆轤を使った作陶の経験もありますが、最初からやりたいと言う事で手捻りによる作品です。
細かなところまでとても丁寧で、電動轆轤で作ったかのように見えます。
【NUさんの作品】

昨年、社会人になられた教室で一番お若い方の作品です。何度か体験教室で作陶されたことがあるとお話しされました。
手捻りならではの暖かさのある伸び伸びした大きな花器です。
【MKさんの作品です】

陶芸は初めてです。紫月窯に最初に来ていただいた、とても熱心な方で陶芸のいろいろな事に興味がおありです。紐作りを一通り終え、板作りに入りました。
色化粧土で彩色したり顔料を練り込んだ土を使ったりして小皿を作りました。