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2018年7月7日還元焼成

DSC02123.JPGDSC02138.JPG今年は六月の終わりに梅雨が開け、強烈な暑さ、台風と目まぐるしく天候が変わります。陶芸は自然の素材を使っているので天候の影響を直接受けます。梅雨のお間はなかなか作品が乾きませんし、いきなりの高温は乾燥中の作品に亀裂が入ったりします。
今回は急ぎの作品があったので素焼きをせず、釉をかけた作品をたくさん焼きました。強い還元をかけたのですが、結果は予想したほどではありませんでした。

今回焼成した生徒さんの作品を掲載します。

【MEさんの作品】DSC02125.JPG三回の体験で作った作品の一つです。初めての陶芸、暖かな感じがするフォルムと自由な絵付けがとても良いです。呉須で絵付けし、紫月窯オリジナルの土灰釉で仕上げました。

【NHさんの作品】DSC02135.JPG手びねりのティポットです。幾つかのパーツをぴったり合わせなければならないので難しい作業です。形のくるいが出ないように蓋の部分にはアルミナを塗り、一体にして焼きました。陽が強く写真では分からないですが土灰釉を還元した淡い緑色が出ています。

DSC02137.JPG手びねりの小さな花器です。ヒオウギアヤメが咲いていたので、刺してみました。自然な感じが良いです。

【MUさんの作品】DSC02131.JPG電動ろくろで背の高いものに挑戦しました。径が狭いので指が下まで届きにくく意外と難しいものです。乳白釉で仕上げました。

【MMさんの作品】DSC02128.JPG半磁器を電動ろくろでひいた中くらいの大きさのお皿です。乾燥させている時にちょっと触れると壊れそうなくらいに薄くできています。写真では分かりにくいですが土灰釉の淡い青磁色が出ています。薄い作品は釉を厚掛けできないので淡い発色になりました。半時期は貫入が入りにくいラスター彩半磁器土という色の白いものを使いました。

【MNさんの作品】DSC02133.JPG電動ろくろ挽きしたお茶碗。整った使いやすそうな形です。釉はオリジナルの杉と檜の灰を使った土灰釉を使いました。写真では分かりにくいですが淡い青磁色です。

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上の作品と同じ時に信楽土を使って電動ロクロ挽きした作品です。こちらに使った釉薬は千倉石という鉄分を適量含んだ石の粉を主体に調合したものを使いました。ここまで還元の青磁色が出たのは初めてです。

【MKさんの作品】DSC02129.JPG
半磁器土を電動ロクロ挽きした作品です。電動ロクロには随分慣れていて、自由に作りたい形が挽ける方です。日本の伝統的な下絵の具、呉須と鬼板を使いオシャレな絵付けが施されています。

2018年6月28日「紫月窯」展示会の時の電動ロクロ体験の作品、焼き上がりました。

【電動ロクロ体験の作品】
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DSC02068.JPG今回初めての電動ロクロ体験の作品、釉薬の色は瑠璃、黄瀬戸、乳白を選択していただきました。溶け具合も丁度良く初めてとは思えない出来です。発送をご希望された方の作品はもうお手元に届いていることと思います。取りに来て頂くことにされた方、メールでご連絡させて頂きました。

 

2018年6月16日酸化焼成

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梅雨の合い間に窯焚きしました。先月終わりの展示会「暮らしと私の陶器展」の時の電動ロクロ体験の作品を焼くことになり、窯に入れる作品の数がたいへん少ない状態で酸化焼成しました。

今回焼きあがった作品を掲載いたします。

【MUさんの作品】
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備前土を鞘に入れ、作品の周囲に木炭を置いて焼いた作品です。備前焼き風に焼きあがりました。

【YMさんの作品】
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30センチ近くあるケーキ皿です。半磁器土を使い周囲にしのぎをしました。釉薬は乳白釉を使いました。

【TMさんの作品】
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電動ろくろ成形の作品です。呉須で波をデザインした文様を描きました。白マット釉を使い、半艶に仕上げました。

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呉須で全体に加飾しました。呉須が厚い部分が少し釉を弾いていますが、とても個性的な特徴のある作品になりました。透明マット釉で仕上げました。

【MMさんの作品】
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半磁器土を使いたいへん薄く作られた豆皿です。これほど薄く作るのは難しいことです。かなり薄いので釉薬が飽和状態になってしまい、薄がけしました。釉は亜鉛結晶釉を使いました。

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備前土で作った作品、鞘に入れ、炭と一緒に焼きました。MU君の作品とは違う鞘に入れました。随分違った景気になりました。

【MNさんの作品】
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時計の文字盤です。板作りで円を作り、時間の表示は小さな粘土のかたまりをドベで接着し、素焼きしたあと呉須で彩色しました。薄い板は反りやすいのですが、良く粘土を押えた結果、全くそらずに焼きあがりました。乳白釉で仕上げました。

【スタッフの植田佳奈さんの作品】
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小さな作品です。粘土が半乾きの時に先の細い道具を使い一つ一つ丁寧に押して凹みをつけ、素焼き。その後、黒呉須で彩色しています。

展示会「暮らしと私の陶器展」無事終了いたしました。

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2018年5月25日から27日の三日間、五月晴れのお天気にも恵まれ、「紫月窯」初めての展示会、無事に終了いたしました。ポスティングも効を奏したのでしょうか、お忙しい中、予想を遥かに超えた多くの方々に来て頂き、たいへん感謝しております。ゆっくりおもてなしもできず失礼いたしました。
嫁入り出来なかった作品、たくさん残りましたが、貰われて幸せを掴んだ作品も予想以上にありました。
これを新たな制作の機にして頑張りたいと考えております。
たいへん有難うございました。

紫月窯「暮らしと私の陶器展」のお知らせ

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5月最終の週末25日(金)26日(土)27日(日)、紫月窯の個性豊かな生徒さんとスタッフの作品展示会を催します。作品はお手軽な値段で販売いたします。お越し頂けるとたいへん嬉しいです。
なお駐車スペースが大変狭いので、お車でのご来場はご遠慮ください。

チラシのデザインは紫月窯の生徒さん、上原正樹くんがデザインしました。

2018年4月28日酸化焼成

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4月26日に酸化焼成した作品を窯出ししました。自作の釉薬を使った展覧会に出品する生徒さんの作品が多く入っていて、とてもカラフルでした。他にマンガンを使った釉と白萩釉との二重掛けなど思いがけない発色になりました。

今回窯出しした生徒さんの作品を掲載いたします。

【MUさんの作品】

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備前の土を使って鞘の中に炭と一緒に入れて焼きました。今回は酸化焼成ですが、鞘の中は還元され、備前っぽい景色が出ました。

【NHさんの作品】

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小ぶりの志野茶碗、これも鞘に入れ炭を要所要所に置いて焼いた作品です。備前ほどに効果は出なかったようです。志野独特の白さは出たのですが釉の濃い薄いの変化が欲しいところです。

【MMさんの作品】

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半磁器を使った作品です。写真では分からないですが触るのが怖いほど薄く軽く仕上がっています。オリジナルの亜鉛結晶釉を掛けましたが大きな結晶は出ませんでした。でも半ツヤの上品なテクスチャーは良いと思います。

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備前の土は轆轤挽きし易いので使ってもらいました。薪窯でないと本来の色は出ないのですが、鞘にサンギリの様に炭を割った片を置いて焼いてみました。

【MNさんの作品】

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赤土の藁白釉を載せました。前回は温度は少し高めであったため、部分的に釉が透明になって面白い景色が出ましたが、今回はむしろこの釉には適温であったため均一な発色になりました。

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マンガン釉の上に部分的に白萩釉を二重かけしました。予期せぬ文様が現れました。二重掛けは偶然に面白い効果が出ることがあります。

【STさんの作品】

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赤土を使い上の部分に白化粧を施し、線刻してさらに下絵の具をさし、土灰釉をかけました。バランスのとれた可愛い作品に仕上がりました。

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半磁器土を使い、全体に一つ一つ丁寧にしのぎ削りをしました。使った釉はSTさんオリジナルの釉薬です。写真では判りにくいですが結晶が出て表情豊かな作品に仕上がりました。

【MKさんの作品】

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レンコンの形をしたネックレスのパーツです。いろいろな釉薬を使いました。実際にネックレスとして使われたところが見たいです。

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三つの違う種類の型を使った作品です。それぞれ温かな表情があります。

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既製品のお皿を使い、全体に片栗粉をまぶして剥がれやすくして型取りした作品です。淵に呉須で彩色し、釉は乳白釉を使いました。元の既製品とは違い暖かい感じになりました。

2018年4月23日素焼き

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急ぎの作品があり、スカスカで素焼きしました。素焼きはびっしり詰め込んだ方が温度の管理はし易いのですが。割れた作品は一つもありませんでした。

2018年4月19日還元焼成

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まぶしすぎる春の午後の日差し、17日に焚いた作品、窯だししました。今回は展覧会に出す生徒さんの作品が入っており、一緒に窯焚きしました。いつも下の段は還元がかかりにくかったのですが今回はしっかり還元独特の色になりました。前回より多少ねらしの時間を短くしました。釉の溶け具合いもぴったりでした。

今回窯出しした生徒さんの作品です。

【YMさんの作品】

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紐作りの大きめな花器です。赤土に白化粧し、土灰をかけました。刷毛で塗った化粧土の濃淡が程良く、どんな花にも似合いそうです。

【MUさんの作品】

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板作りの角皿。紫月窯オリジナルの黄瀬戸釉を流し掛けしました。還元で焼成したので青味がかった渋い感じになりました。

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白土に白化粧を塗り掛けし、土灰釉をかけました。乾燥した時点でかなり反りがありましたが、硅長石の砂をひいた上に作品を載せて焼いた結果、すっかり反りがなくなりました。

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電動ろくろで成形したお皿、上が土灰釉、下が乳白釉をかけました。中くらいの大きさのお皿、温かな感じのする作品です。

【MMさんの作品】

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半磁器土を使い、電動轆轤びきした中くらいの大きさのお皿。半磁器は扱いが難しいですがあえて積極的にチャレンジしています。小さめな高台で傾斜の少ない形は難しいものですが、きれいな形です。紫月窯オリジナルの土灰釉、しっかり還元がかかった強い青磁色に焼けました。

【STさんの作品】

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白土に細かなしのぎを施した中皿、しのぎの凹んだ部分に、透明度のある釉が入り見事に調和した美しい作品です。灰釉は紫月窯オリジナルの杉と檜の灰を使っています。

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半磁器のゴブレット。外側に丁寧にしのぎを施しています。半磁器の白さと天然の灰を使った釉が見事に調和しています。

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この器も半磁器土を使いました。釉はやはり杉と檜の灰を調合したものをを使いました。全くと言って良いほどゴマが入らず完璧と言って良い仕上りです。

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半磁器ですが上の作品とは違う土を使いました。釉も薄めに掛けています。土の違い釉のかけ方でかなり違った表情になります。

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今回の作品は5月1日からサブウエイギャラリーの展示会に出品されます。ぜひ実物をご覧になってください。

【MNさんの作品】

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電動轆轤をすっかり使いこなしています。器の中央部に釉を厚く掛け、色の変化を出しました。この作品に使った釉も杉と檜の灰で作った紫月窯オリジナルのものです。還元が良く掛かって透明感のある青磁色が出ました。

 

【NUさんの作品】

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電動轆轤成形をこなして、今、また暖かさ面白さのある手びねりで作陶しました。
自宅でメラニンのスポンジでフクロウの印を作って来られ鮮やかな下絵の具で彩色しています。筆で描いたのとは違った表情があります。かわいい作品になりました。

【私の作品を少し】

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手びねりの志野のぐい呑み。絵付けはそぶを使い、釉は風化志野と平津長石を調合したものを使いました。鞘に炭を入れたものやもぐさ土もいろいろなものを使って試作しました。

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昨年の夏に小布施で薪窯を使わせてもらいました。窯のオーナーは楢の薪に拘りを持たれておられます。この時の楢の灰を半年以上かけ毎日毎日水を入れては掻き回し、上澄みを捨てる作業を繰り返してアクを取りました。そうしてできた灰を何日もかけて水分をとばし、平津長石とカオリンを調合して作った釉を初めて使いました。マグネサイトなどを添加しなくても粘り気があり、むら無く施釉できました。楢の灰は鉄分をほとんど含まず、還元焼成しても青味が出ません。ほぼ無色透明ですが御本手のような景色が出ました。

 

 

2018年4月7日素焼き

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6日午後素焼き、火入れしましたが春の嵐の勢いが強く、おまけに雨まで降り出し中断しました。翌7日に再度素焼きしました。窯出しは日曜日、快晴。取り出した作品に春の陽射しが。