2021年12月14日、還元焼成

2021年12月14日に還元焼成した作品です。年末、なかなか時間が取れず大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。どの作品も還元焼成の特徴がはっきり出ました。窯のどの位置の作品も適度の還元がかかり釉が流れることも焼きが足りないこともありませんでした。

今回の生徒さんの作品を掲載いたします。

【CKさんの作品】

初心者コースの最初の手びねりで湯呑みを2つ作る課題の作品です。前回酸化焼成で本焼きした際に釉薬が薄く斑があったので、釉に再度特殊な糊を混ぜ再度施釉、焼成しました。酸化コバルトを使った瑠璃釉は酸化でも還元でもほとんど変わらず発色します。

【AIさんの作品】

右は赤二号土を使ったコップ、左は食器用五斗蒔土を使った袋物の花器です。どちらも手びねりですがバランスのとれた美しい形です。紫月窯オリジナルの天然土灰釉を施釉、二つとも還元焼成の特徴がしっかり出た発色です。

【MFさんの作品】

多々良作りの小皿。白土に鬼板で化粧し、櫛を使って文様を入れました。文様はユニークでかわいいのですが、櫛目が少し弱くもう一度作る予定です。板作りは簡単なようですが完璧に仕上げるのはかなり難しいです。

初心者コースの抹茶茶碗を作る課題。丁度良い大きさ、軽さ、難しいもぐさ土を使うなどの問題をうまくこなしています。志野釉を使った流し掛けも初めてです。

【SFさんの作品】

大きめの酒杯。粗めの古信楽土を使い、手びねりで丁寧に作られています。紫月窯オリジナルの木曽桧灰を使った釉を掛けました。写真では分かりにくいですが薄みどり色の天然木灰特有の色が美しいです。

【MIさんの作品】

徳利とぐい飲み。初心者コースの袋物の課題でぐい飲みも一緒に作っていただきました。日本酒が美味しく呑めそうです。釉は紫月窯オリジナルの赤樫の灰を使った釉を使いました。還元で強目の緑色になりました。

【MKBさんの作品】

いつも個性的な作品を作られるMKBさん。今回はプリミティブな指輪を作りました。窯の中の棚板に直接置くと釉がくっついてしまうので細いアルミナ棒に通して焼きました。

【TYさんの作品】

細めの頁岩土を使ったとてもユニークな形の急須。本当に世界に一つしかない形だと思います。中に土灰釉で施釉された焼締の作品です。独特な色合いの頁岩は1200度くらいの低い温度で溶けます。残念ながら取っ手が重さに耐えられず下がってしまいました。

早半年、初心者コースの最後の課題電動轆轤による作陶の最初の作品です。ここでも横に轆轤目を入れるなどの工夫をされています。

【CKさんの作品】

板作りに型で成形した11枚の小皿。初めての呉須による下絵付けをしました。呉須の濃度も丁度よく、流れたり釉がのらなかったりも全く無く焼けました。うっすらとピンク色に釉変したのもきれいです。

【HOちゃんの作品】

小学4年生のHOちゃん。電動轆轤をさりげなく使いこなしています。赤土に白化粧をし、黒呉須で絵付けしました。白化粧が薄かったため斑が多く出てしまいました。もう一度再挑戦してもらいます。特出すべきは絵付け。観覧車などをもちろん何も見ないで直接描きました。見事な絵付けです。

【STさんの作品】

土で作られたお地蔵様。織部土に青呉須で絵付けし、透明マット釉を掛けました。とてもおおらかな表情のお地蔵様です。

【NOさんの作品】

電動轆轤を使った小品。左の皿は赤二号土を使い、右の小杯は浅間白土を使いました。電動轆轤ですが温かみのあるフォルムです。どちらも紫月窯オリジナルの恵那山土灰釉を使いました。

【ESさんの作品】

来年の干支、寅のオブジェと小さなハゼ。二つともどこかユーモアのある個性的な作品です。鬼板で下絵、白マット釉を施釉しました。

干支の寅の花器。織部土に黒呉須で絵付けしました。ユーモアの中に強くしっかりした寅の顔。プラセオ黄という顔料をオリジナルの石灰釉に調合した釉を試していただきました。

【YSさんの作品】

ガラスのオブジェを作られているYSさん。ガラス以外の素材との組み合わせでユニークな制作をしています。素材や釉の特性を生かしたパーツです。

こちらも作品のパーツ。磁土を釉掛けせずに使ったり、荒い土に土灰釉を施釉したり常に新たな試みをされています。

【AKさんの作品】

花器や徳利、湯呑み、すべて手びねりで薄く丁寧に作られています。人の手の温もりを感じさせる作品です。木曽桧の杯を使った紫月窯オリジナルの釉を使っていただきました。

【SYくんの作品】

黒土を電動轆轤挽きした茶碗。電動轆轤にもすっかり慣れました。黒土の特徴を生かし、亜鉛釉ほかいくつかの釉を流して重ね掛けしました。不思議な味わいのある作品です。

【MMMさんの作品】

いつも繊細な作品を作られ、新たな試みをされるMMMさんのアクセサリーのパーツです。透光性磁土に黒呉須を混ぜたものを練り込みし、極めて薄く伸ばしました。素焼き後薄く透明マット釉を施釉、還元焼成しました。

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