2021年12月4日の酸化焼成

2021年12月4日の酸化焼成、6日(月)に生徒さんと一緒に窯出ししました。てかりも強く無くどの釉も丁度良い溶け具合です。生徒さんの人数が増え、みなさん思い思いの作品を作られています。それぞれ釉の溶ける温度も違い、作品の高さも違うので窯詰めはかなり難しいです。

生徒さんの作品を掲載いたします。

【HKさんの作品】

数年前、紫月窯に長い期間入会されて多くの作品を作られたHKさんが復帰されました。多々羅作りの小皿。板を作った後で緩やかな丸みのある型に貼り付けて作りました。鬼板をもう少し濃く溶けば良かったです。オリジナルの織部釉や透明釉の発色はぴったりです。なじみのお料理屋で使って貰うとのことです。

【CKさんの作品】

入会されて間もないCKさんの初作品です。捻り出しで湯呑みとマグカップを作って頂きました。瑠璃色の湯呑み二つ、形も揃って軽くできました。なぜか全面に釉のピンホールができ、もう一度特殊なのりを混ぜて施釉し再度焼成することにしました。後ろのマグカップは赤土に亜鉛白釉を使いました。均一に施釉されませんでしたが景色として面白いと思います。

3番目の課題、袋物を作って頂きました。中心をずらしたユニークなフォルムです。赤土に白化粧を厚めに塗り掛けし、透明マット釉を施釉しました。この組み合わせは紫月窯では今回が初めてです。面白いテクスチャー、使えます。

【AIさんの作品】

初心者コース二つ目の課題、「取っ手のある物を作る」の作品。形の違うマグカップを作りました。取っ手は本体とのバランスを取るのが意外と難しいです。左の背の高いマグカップは使いやすそうな形と大きさ。使った玉石黒釉との組み合わせも良い結果になりました。右の背の低い作品、実はスープ皿として二つの取っ手がありましたが素焼きの時に取れてしまい一つにしました。黒土を使い亜鉛白釉を施釉、特有な青みのある白に発色しました。

【MKさんの作品】

若手ペインターとして活躍中のMKさんの作品。プリミティブな独自のフォルムです。暖かでほっこりする作品です。半磁器を使いヒューステンの下絵の具で彩色、透明マット釉を施釉しました。

大きめな壺二つ。どちらも黒土に白化粧を使った作品ですが、ちがった方法で加飾してみました。好奇心旺盛で次々作品を作り上げるMKさんです。

手びねりの二つの作品。どちらも黒呉須で絵を下絵付けしました。勢いの良い線が素晴らしいです。

細長いオブジェ。彩色する色にもとてもこだわって使っています。

前回優雅剥がれた部分があったので再焼成しました。既成の乳白釉を使いましたが思うように下絵付けがでませんでした。適度に半透明にするのは難しいです。

【TTさんの作品】

電動轆轤成型の作品。黒土に化粧土を塗り掛けし、亜鉛白釉を掛けました。亜鉛白釉の半透明が黒土とマッチした作品です。

【RKさんの作品】

初心者コースの手びねり最後の作品。急須の制作です。たくさんのパーツを調和のとれた組合わせをします。難しいけどとても達成感のある課題です。白土に半ツヤ天然土灰釉を施釉。温かみのある飽きのこない色に仕上げました。水を入れて注いでみましたが結果は見事、注ぎ終わって一滴も下に溢れることが無かったです。

【COさんの作品】

陶器で作った蒸篭。薄く作った土を編んだり蓋と本体を揃えたり、かなり難題を乗り越え長い時間をかけて作った作品です。紫月窯オリジナルの半ツヤ天然土灰釉を施釉しました。

【AYさんの作品】

小型のランプシェード。LEDのランプを入れるので上の凹んだ部分にはアクセサリーなどの小物が置けるように作られました。優しい中間色の配色と透し彫りも見事です。

【NFさんの作品 】

電動轆轤で背の高い花器を作りました。後ろの二つは黒土に亜鉛釉を施釉、思ったより溶けて白さは出ませんでしたが良く見ると青みかかった発色が綺麗です。前の作品は最近調合した顔料を使った薄い黄色の釉を赤土の上に施釉しました。ユニークな発想です。

手びねりの小さな可愛らしいアロマポット。黒土に亜鉛白釉の組み合わせが効果的です。

電動轆轤を使ったお揃いの器。だいぶ電動轆轤に慣れてきたようです。大きさも形も使いたすそうです。赤土に亜鉛白釉を使いました。

【NOさんの作品】

板作りのコーヒーカップ。粘土で板を作り丸い物に巻きつけて作りました。黒土と亜鉛白釉の組み合わせ。釉が偶然垂れた部分も面白い景色になっています。

こちらも黒土に亜鉛白釉を掛けています。電動轆轤にも慣れてきました。

【RMさんの作品】

手びねりの小さな壺。自然な形なのか存在感のある作品です。明トルコ青釉の濃淡の変化が面白いです。

【YSさんの作品】

黒土を使った手びねりのスマートな形の花器。黒土の黒に負けていますが薄くトルコ青釉を載せています。うっすらと青を感じる発色です。

手前の板作りの壁掛け花器は白化粧を塗り掛けし土灰釉を流し掛けしました。後ろの蓋物は赤土を使い、全面にしのぎを施し亜鉛白釉を施釉しました。どちらも個性的な作品です。

【IYさんの作品】

近頃は一貫して電動轆轤の特性を利用してユニークな作陶をされています。釉にも拘って自作のものを使っています。金属光沢の様なテクスチャーを出したく試みており、今回はほぼ納得の色が出たと思います。

こちらは何回か釉を重ね、焼成を繰り返した作品です。今回の焼成で完成度が高くなったと思います。

【MKさんの作品】

大きな板皿。粘土で板を作り、型を使って緩やかなカーブをだしました。食器として使うので暖色系の淡い発色をイメージされ、天然藁灰を使った白萩釉と天然土灰を使った灰釉を施釉しました。

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