2021年11月14日還元焼成

本焼きでも素焼きでも窯いっぱいに作品が詰まっていないと結果が良くないです。特に還元焼成の場合、還元が強く掛からない事や場所によって温度の違いが大きく出るようです。全体としては還元が適度にかかった雰囲気に焼けました。

生徒さんの作品を掲載します。

【AIさんの作品】

紫月窯に入会されて間もないAIさんの初めての作品。ひねり出しで湯呑みを二つ作っていただきました。初心者コースの最初の課題です。高台を付けずシンプルでモダンな形です。胎土は信楽の一般的な土ですが志野焼きに使う上質な長石を単味で施釉しました。志野特有な白です。

【MFさんの作品】

初心者コースの二つ目の課題、取っ手を付けた器を作っていただきました。大きさも形もバランスの良い取っ手の付いたティーカップです。紫月窯オリジナルの赤樫釉で施釉しました。

【SFさんの作品】

初心者コース二つ目も課題、取っ手のある器。とてもユニークな取っ手の形と位置です。黒土に紫月窯オリジナルの天然土灰を使ったセミマットの釉を掛けました。釉が薄い箇所は胎土の黒が出ています。それとこの黒土は還元で赤みを帯びることがあり、銅の酸化物が入っているようです。いろいろな変化のある調子のマグカップです。

【MKBさんの作品】

二つとも素朴で温かさのある大きな壺と水差しです。下絵が薄っすらとしか出なかったのでもう一度今度は酸化焼成してみます。

【TYさんの作品】

板作りで立体を作りました。丁寧に紙でモデルを設計してから粘土で作りました。鬼板で文様を描き志野釉を掛けました。下絵付けが半透明の志野釉に薄っすらと見え効果的です。

少し大きめの使いやすそうな板皿。釉の厚さの違いがはっきりとでました。

【MNさんの作品】

粗めのコーヒーの麻袋でテクスチャーを付け皿に白化粧を施して素焼き。本焼きは天然土灰釉を厚掛けしました。実際には還元された土灰釉が淡い緑色に発色しています。

板を組み合わせて立体的な器を作りました。設計に苦労されていましたが美しいフォルムです。やわらかな感触の浅間白土とオリジナルの半ツヤの土灰釉の組み合わせで爽やかな色合いになりました。組み立てに時間がかかりクラックが入ったところがありますので補修し再焼成します。

【COさんの作品】

電動轆轤で作った器。青呉須で下絵付けしました。呉須の濃淡の違いが丁度良く出ています。

【AYさんの作品】

初めての電動轆轤の作品です。とてもバランスの良い美しい形です。しのぎの加飾も初めてとは思えない出来です。

【HOちゃんの作品】

小学4年生のHOちゃん、電動轆轤の芯出しまでこなしています。毎回時間内にたくさん轆轤挽きの作品を作っています。これらの作品も見事に形が揃っていてとても小学生の作った作品とは思えないほどです。

【NFさんの作品】

素朴な感じのミルクピッチャー。赤土を使いオリジナルの天然土灰釉を掛けました。釉が剥がれた所が自然な良い景色になっています。

【SKさんの作品】

備前土を電動轆轤挽きした作品。鞘に入れて焼きしめしました。藁を置いたり炭を置いたりして槇窯らしい発色を期待しましたが思い通りには焼けませんでした。藁を使った部分や多少炭による金属的な色合いになっています。

【RMさんの作品】

板作りの角皿。いろいろな用途に使える大きさです。赤二号土を使い白化粧を刷毛で塗り掛けし、紫月窯オリジナルの天然の松灰を使った釉を組み合わせました。白化粧と松灰の組み合わせ、自然な美しい色合いです。

【ESさんの作品】

大きな鯉が大きな口を開けているような感じのオブジェ。花器としても使えそうです。いつもどこかユーモアもある作品を作っていらっしゃいます。

【NKさんの作品】

中央の側面に穴が開いており、花器にもなるオブジェ。何回か金属のような質感を狙いましたが上手くいかず、今回は酸化第二鉄をたくさん入れて調合してみました。

【AKさんの作品】

電動轆轤で作ったと思える滑らかな作品ですが、手びねりで作られています。アクセントの鬼板の下絵付けが丁度良い良い濃淡が出て見事です。新しく調合した天然土灰釉(白山土灰釉9を還元焼成しました。

手びねりの大壺です。全体に白化粧を塗り掛けし、海辺の松をデザインした絵付けがされています。窯出しした直後は塗り掛けの白化粧のむらが気になりましたがこれはこれで良いなと思えてきました。

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