2021年10月28日 還元焼成の作品

10月8日の大地震の後、最初の本焼きです。新しく調合した釉を掛けた試作がたくさん入っています。還元の色の雰囲気はありますがもっと天然土灰釉の青磁色が強くでると思ったのですがまたもや期待はずれでした。今回調合した土灰が鉄分が少なかったのかもしれません。

生徒さんの作品を掲載いたします。

【MKBさんの作品】

抹茶茶碗。白いもぐさ土を使い手びねりで作りました。鬼板を塗り掛けし、かきベラの線刻で絵を描きオリジナルの天然土灰釉をのせました。伝統的な抹茶茶碗の形を生かし新しい息吹を感じる作品です。

活躍中の若手の絵描きさん。黒呉須を使った勢いのある絵付けが良いです。

絵付けされたお皿二枚。少ない色数でピタッと決めています。

【TYさんの作品】

板作りで作ったたいへんユニークな5枚組のお皿。安定感があり滑らかな口の部分、使い勝手が良い気がします。鬼板で彩色し天然土灰釉をかけました。

【MNさんの作品】

もぐさ土で作った均整のとれた抹茶茶碗。平津長石にわずかに天然藁灰を入れた釉を使ってもらいました。志野釉ならではの美しい白です。

赤土に塗り掛けで白化粧した平皿。平行に塗った白化粧の濃淡が綺麗です。和菓子にも洋菓子にも合いそうなお皿です。

【CDさんの作品】

電動轆轤を使い板作りと紐作りを併用して作った作品。簡単そうで意外と難しい作り方です。黒土に亜鉛結晶釉を掛け還元焼成しました。珪石を釉に珪石を使っているので還元を掛けるとマットな質感になります。

お揃いの楕円形のお皿。天津のお教室をなさっているCDさん、中華の刻印を文様にしました。涅につや消し天然土灰釉を釉掛け、還元焼成です。もっと青磁色が強く出ると思ったのですが黒土の強い黒が勝ってしまいました。なかなか思うようにはいかないです。

【AYさんの作品】

電動轆轤で作った3つの作品と同じ黒土で作った箸置き。初めての電動轆轤とは思えないほど綺麗な形になりました。釉は亜鉛結晶釉。還元で焼くことは殆どありませんが、還元が弱かったのか白さが強い発色になりました。

【HOさんの作品】

小学四年生のHOちゃんの電動轆轤を使った作品。形の揃った作品もこなしています。凄いです。

【CDさんの作品】

電動轆轤を使った小さな花瓶。口の部分を絞っていく形を作りました。初めのうちは土の量の偏りがでて作りにくいものです。電動轆轤は何度も何度も数をこなす必要があります。

【RMさんの作品】

電動轆轤を使った小さな器。赤土に天然土灰釉を掛けています。釉の掛け斑が自然な景色になっています。

【ESさんの作品】

テクスチャーに拘った角皿。新しく調合した天然土灰釉を掛けました。凹んだ部分に還元されて溶けた釉が暑く溜まり、独特な発色になりました。

首飾りのパーツの猫ちゃんです。よく見ると一つ一つ違った顔をしています。手作りならではの作品です。

左の作品は花器として使えます。細いお蕎麦のような紐は花を自由に支える剣山の様に使えます。魚の形をしたお皿は焼き魚を乗せるとぴったり合いそうです。

【AKさんの作品】

手びねりの香合。蓋と本体は殆ど遊びが無くぴったりと収まります。合わせの部分にアルミナを塗っていただき重ねて焼いたので、釉の色も揃っています。絵付けの紅葉も丁度良い発色です。

二つの志野茶碗。赤みのあるもぐさ土を使っていただきました。殆どのもぐさ土じはぼそぼそしてとても使いにくいです。側面に削りを入れ形と軽さを整えました。

板作りの呉須で染付けしたティッシュペーパー入れです。蓋の重みで髪を抑える機能があります。絵付けの色の濃さも丁度良いと思います。

小皿は全て手びねりで作られています。鬼板の絵付け、丁度良い濃さで描くのは難しことです。ちょっとした濃さの違いで濃淡がはなりはっきりと表れます。下の小さな作品はそら豆の形をした箸置き。オリジナルの半艶恵那山土灰釉を使い本物のそら豆そっくりな色になりました。

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