2020年8月20日酸化焼成窯出ししました

朝が明けるのがだいぶ遅くなりました。4時間に火をつけたときにはまだ真っ暗。暑さは相変わらずですが、どこか秋の気配がしてきました。今回の酸化焼成、実験的な試みの作品も含まれ、どうなるかと思いましてがほぼ想像していた結果がでました。

今回の焼きあがった生徒さんの作品を掲載いたします。

【NOさんの作品】

紫月窯で作陶されて二つ目の作品です。取っ手のようなパーツの付け方を覚えていただきました。取っ手は本体との大きさや厚み、形のバランスなどとっても難しいものです。使いやすそうなカップになりました。釉は玉石という鉄分の多い石の粉末と平津長石を加え少し酸化コバルトを加えて調合しました。ツヤを抑えた黒です。

【YMさんの作品】

HMさんとご夫婦で来られています。最初に作った湯呑みが焼きあがりました。もっとも基本的な形です。高台を削りだし軽く仕上がりました。

【HMさんの作品】

初心者コースの最初の作品です。ひねり出しで湯呑みを作りました。絵付けをせずにシンプルに仕上げました。

【MTMさんの作品】

板作りの六角形のお皿。きちんと型紙を作って作陶しました。トルコ青釉と、二酸化マンガンを使った自作の釉を二重掛けしました。予期せぬ不思議なテクスチャーが現れました。

【ESさんの作品】

いつもとてもユーモアのある親しみやすい作品を作られています。魚のもつテクスチャーや特徴のある形に精通されたフォルムです。たくさん穴の空いたお皿。いろいろな使い道が浮かびます。

無垢に近い重たい作品。割れずに焼きあがりました。このお魚も温かなユーモアがあります。目が生きているように表現されています。

猫ちゃんのお皿。頭と手足のコンビネーションが素晴らしいです。この作品の構成は形に対する鋭敏な感覚の表れだと思います。

壁掛けの花器。無造作に作られたように見えますが、むしろ難しい表現です。鮮やかな色の花に合うような気がします。

そら豆の形をした小皿。楽しい食卓になるでしょう。

【STさんの作品】

初心者コースの最後、電動轆轤で作った作品です。土の扱いにも慣れてたくさんの作品ができました。

【SYさんの作品】

小学校5年生のS君の作品。電動轆轤の性質を上手く扱い、作陶しています。ちょっと形が崩れたものもむしろ温かみがあります。赤土にトルコ青釉をかけ、緑色のいガラスの粉を入れて焼きました。

電動轆轤で作った作品です。これらも単調になりがちな電動轆轤なのにとても暖かいフォルムになっています。日々が入った作品も生かす感性が素敵です。藁で火襷にしてみました。

カタツムリ!単純に粘土の紐を丸めて作りましたが、素朴で土の味を生かした美しい作品です。藁で火襷にしました。

【IYさんの作品】

細い銅線をなま乾きの時に埋め込み素焼きして、透明釉をかけました。銅が酸化し緑色になりました。いつもユニークな実験的な作品を作られています。

【AKさんの作品】

一輪差し。鉄分の強い赤土を使った手捻りならではの味のあるフォルムが見事です。釉は紫月窯オリジナルの羊歯灰釉を使いました。濃淡の変化が美しいと思います。

鉄分の多い赤土を使った茶碗二点。鬼板で下絵付けしました。白萩釉を施釉し、絵付けした部分がより濃い青に発色する予定でしたが、埋もれてしまいました。もう一度焼いてみようと思います。

【MNさんの作品】

箸置き。革細工に使う道具で模様をつけました。白萩釉は凹んだ部分に溶けずに白く発色する予定でしたが、溶けて透明になってしまいました。ほんの少しの温度の違いがもたらした結果です。

【MUさんの作品】

赤土にトルコ青ゆうを施釉し、青い瓶を砕いたガラスのかけらを置きました。だいたい揃った色になりましたが、よく見ると少しずつ違った発色です。ちょっとした置く位置の違いによるものなのでしょうか。

二つの抹茶茶碗。左は手捻りぢて美和陶料の天目釉を施釉、右は電動轆轤を使ったもの、紫月窯オリジナル玉石黒釉です。同じ黒と言っても様々です。

【MMMさんの作品】

磁器を極めて薄く轆轤挽きした小皿。釉は既成の釉を調合して自作しました。

【MKさんの作品】

織部の小皿。鬼板を使った線の文様、丁度良い濃さでとても良い感じです。現代風織部のおしゃれな作品です。

透明釉と淡鉄釉を重ねがけしました。以前に同じ手法で釉かけした時には、釉の重なりによって3つの濃さの違いがはっきりと出たのですが、今回は中間の色が明るく出なかっtです。透明釉が薄掛けだったのか、鉄釉が少し濃かったためなのか。

MKさんの作品、いつも高台が一つ一つ工夫されていて裏返すのが楽しいです。

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