2020年7月19日酸化焼成、窯出ししました。

梅雨の止み間に焼きました。新しく入られた生徒さんの作品がたくさん入っています。見ていて楽し浮くなる作品を作られる方、いつも実験的な試みをされる方、みなさん個性的です。多くの週類の釉が使われており、それぞれ溶ける温度が違うので窯の段組がとても難しいです。日が落ちる寸前に窯出ししました。かなり暗くなって撮影したので色温度がおかしい写真になりました。

それでは今回焼きあがった生徒さんの作品を観てみましょう。

【MMMさんの作品】

このところ磁器を電動轆轤で薄くひいたS9品が多い生徒さんです。久しぶりの板作りです。赤土で薄く作られています。薄いので感想時に歪みが生じたので、焼成の時に硅砂を撒いた上に作品を置きましたが歪みは取れませんでした。板作りは単純なようですが難しいです。いや単純なもののほうが難しいものです。

【MUさんの作品】

市販の美和窯業製の白結晶釉を持ち込みで使いました。主原料は何なのかカットでムラの生じない純白のテクスチャーです。
赤土に亜鉛白由を施釉。うっすらと紫色かかった発色になりました。大ぶりの丼、電動轆轤を使いこなした作品です。
磁器土に貝殻灰透明釉を施釉しました。真っ白な磁器の上に貫入の入らないように調合した透明釉の組み合わせです。
浅間志野土の上に土灰釉を施釉してあります。使い勝手の良さそうな器です。
写真では判りにくいですが、白い土の上に白化粧し土灰釉でしあげています。

 【NFさんの作品】

熊谷棟梁の赤土を使い亜鉛白釉を施釉した手びねりの作品です。この釉は比較的低い温度で溶けますので窯詰めの時に温度の低い一番下の段に入れて焼きました。柔らかな白に発色しました。
この作品も亜鉛白釉を赤土の上に施釉しましたが赤土の種類が違うので違った感じの発色になりました。

【SYくんの作品】

小学4年生のSくんの作品。電動轆轤に挑戦中です。赤土の上に緑のガラス粒を入れ、トルコ青マット釉で施釉しました。電動轆轤を上手に使っています。色も良いですね。
上の作品と同じ粘土と釉を使った箸置きです。トルコ青マット釉、赤土の上に使うのも面白いです。

【IYさんの作品】

電動轆轤挽きした作品。黒御影土を使いました。電動轆轤による作陶は冷たい感じになりがちですが、バランスのとれた揺れがあり温かい趣のある形です。釉は作者が酸化鉄、酸化銅、酸化マンガンなどを調合しました。
この作品も電動轆轤による作陶です。初めての電動轆轤で歪んだ形になったものを作品にしました。黒御影土に作者オリジナルの釉を使いました。
この作品も電動轆轤を使いました。電動轆轤でなければできない形ですが、電動轆轤を使ってこの形を作ることはなかなか無さそうです。線香立てです。
同じく電動轆轤を使い、電動轆轤で作ったとは思えないユニークな作品です。
箸置き。写真では判りにくいですが、実際はマンガンや鉄による金属光沢がある作品です。
鞘の中に由を葡萄灰釉をかけた作品などを入れ、コーヒーのかすを覆いかぶさるように入れて蓋をしました。酸化焼成の窯ですが、鞘の中は還元炎になっています。陶芸はいろいろな発想で新しい物が生まれることもあります。

【AKさんの作品】

調和のとれた形のお茶入れです。蓋は本体と重なる部分にアルミナ粉を塗って重ねて焼きました。遊びがなくぴたっと収まっています。
手捻りの花瓶。釉はオリジナル玉石釉です。玉石は若干赤みを帯びることがあるので酸化コバルトを少量配合しました。
手捻りの花瓶。オリジナル土灰釉(杉と檜の灰)を使いました。
丁寧に手捻りで作ったビアマグです。鬼板で彩飾し、熊谷陶料の土石白萩釉を使いました。鬼板で絵付けした所が美しい青に発色していますが、少し濃かったので釉が乗らない部分が出てしまいました。
ま抹茶茶碗。鬼板で絵付けし、半ツヤ末灰釉をかけました。赤松の灰を使いました、酸化でも少し黄緑色になります。
手捻りの湯呑み。玉石の半ツヤの黒がよく似合います。
手捻りの湯呑み。しのぎの加飾をしています。赤土に亜鉛白釉を使いました。
手捻りらしさを残したぐい飲み。鬼板で彩色し、紫月窯オリジナル土灰釉を使いました。

【YSさんの作品】

ガラス作家のYさんの作品。ガラスの素材の作品とミックスしたりするパーツでう。ほとんど無彩色の作品ですが今回はサイドの高いトルコ青を部分的につけました。

【MNさんの作品】

磁器粘土を電動轆轤挽きした湯呑み。トルコ青マット釉がむら無く施釉されています。磁器土は作りにくい土ですが良い形に仕上がっています。
こちらも磁器土を轆轤挽きしたペアーカップです。呉須で彩色し、オリジナル透明釉で仕上げました。

【ATくんの作品】

お皿のような。自由に粘土で形を作り、下絵の具で彩飾しました。5歳児の作品です。粘土はいろいろな形になります。

【ATさんの作品】

織部風の板作り。伝統的な自由な配色はいつの時代でも通用します。

【YFさんの作品】

頁岩土を使い部分的に白化粧し黒呉須で彩色した板皿でう。絵付けがとてもおしゃれです。
一枚お皿用に作った板が割れてしまったので箸置きにしました。猫がお好きな方。猫ちゃんの爪をでざいんしました。

【MOMさんの作品】

手捻りの湯呑み。赤土に亜鉛白釉を薄がけしました。薄く軽く出来ていて手捻りの温かさがある作品です。

手捻りの袋物の一輪挿し。tyっと口を曲げた所が良いですね。前述と同じ素材で作られています。

【ESさんの作品】

ご自宅に大きな葉の蓮がたくさん育っています。蓮の葉から胃明示されたお皿のようなオブジェ。発想の自由さにいつも感心します。
ヒラメの形のお皿。オブジェ。魚の顔が良い表情です。つや消しの末灰釉をかけました。
猫ちゃん、ハゼくん、カエルくん。みんなかわいい。
ヤモリくん。みんな表情がかわいいです。
ガマガエルくん。表情が良いですね。

【RMさんの作品】

コロナで休講の後に入られた生徒さん。手捻りでマグカップを作ってもらいました。テビネチならではの温かさのある作品です。陶芸の土はたいへん種類が多くそれぞれ性質が違います。二つの作品、違った土を使ってもらいました。薪窯にも興味がおあり、楽しみです。

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