2020年6月20日酸化焼成

コロナパンデミックによる2ヶ月の休講の後、初の本焼成です。6月からの再開、ほとんどの生徒さんが楽しみにされ無事復帰しました。また休講中にもお二人が入会されました。今回の窯は新たに組み合わせを工夫した釉かけをした作品が多く見られます。

生徒さんの作品を掲載いたします。

【YFさんの作品】

あつ
入会されて間もなく休講になり今回初めて焼成しました。内側に黒呉須で絵付けしましたが厚かったため釉が乗らない部部分ができてしまいました。

【MSMさんの作品】

初めての作品ですが、釉を塗りわけするなどの工夫が見られます。形と色が調和した作品になりました。

【ATくんの作品】

お母さんと来ている4歳児の作品です。自由に作っています。

【IYさんの作品】

勢いのある面取りが綺麗です。黒御影土に白萩釉亜鉛釉をかけました。
大変ユニークな急須です。黒御影土は細かな作業が難しいと思いますが良くできています。釉はぐい飲みと同じです、

【MNさんの作品】

錆土と言う鉄分の大変多いサクサクした土を使いました。原土のテクスチャーを生かし外側は無釉、内側は亜鉛白萩風釉を使いました。
黒御影土を使い板作りによる大皿。亜鉛白萩釉を厚掛けしました。側面の釉が少し流れました。

【MTMさんの作品】

トルコ青釉、マンガン釉、透明マット釉の組み合わせ。上品な色合いの作品です。渡航生のある磁器、光が透けて見えます。
縁にマンガンを施しクロームと錫を加えた釉を使った作品。これも光を通します。
コロナによる休講の後、今までとはだいぶ違ったMTMさんの作品です。玉石とマンガンの組み合わせでしょうか。
この作品も新たな試みのある色合いです。ところどころに出ている青味のある色が不思議な効果を出しています。

【MUさんの作品】

磁器の粘土につや消しトルコ青釉を電動で霧吹きしました。電動スプレーを使うのは紫月窯では初めてです。コンプレッサーより手軽に使え、釉を入れるタンクが大きいので便利です。むら無く釉掛けできましたが、少し釉が多かったため中心部に釉がたまりました。陶土と違って磁土は黄ばみが少ないので本来の釉の色がでました。

【MKさんの作品】

魯山人風志野土に鬼板と織部釉を使った食器。織部の自由な表現です。

【私の独り言】

愛月曜では特別なものを除いてオリジナルの釉を使っています。木は土から鉄、銅、マンガン、硅素、カルシウムなどを吸収して、それぞれ焼成した時に特有の色になります。私は天然の木の灰にこだわって色々な木の灰を使った釉を作っています。ですが今回はなるべく無色透明な釉を作ってみました。市販では透明釉、石灰釉、三号釉などと言われています。ですが一般的な材料では面白くありません。この釉は貝殻の灰、平津長石、朝鮮カオリン、群馬珪石を主な原料に使いました。予想では珪石を加えたのでもう少しツヤが無いか少し乳濁したものになるかと思いましたが、少し光沢が押さえられましたが特に特徴の無い透明釉になりました。絵付けや釉の厚さについて思索を繰り返し、使い易い紫月窯オリジナル透明釉にしたいと考えています。

コメントを残す