今日はどんより曇った一日。午後12月15日に酸化焼成した作品窯出ししました。焼成時間は標準的、下の段はちょうど良く焼けましたが上の方は釉が剥がれるなどした作品が多くありました。原因はよく分からないのですが400℃までの昇温が速かったことが要因かも知れません。そのため今回掲載出来ない作品があります。それらは色々な方法で再焼成し出来るだけ良い状態にしてから掲載いたします。陶芸はいつまで経っても失敗がつきものです。
今回窯出しした作品を掲載いたします。
【AKさんの作品】



どの作品も土はご自分で持ち込まれた赤7号土を使い、石灰、珪石を中心に調合したS釉を使っています。青みの掛かった特有の白が使いやすそうな作品とマッチしています。
【NFさんの作品】

蓋付きの調味料を入れるのにちょうど良さおうな器。蓋はアルミナを塗って本隊の上に乗せて焼きました。大きさの狂いがなくぴったりと収まっています。釉は柳北信陶料の明トルコ青マット釉を使いました。
ワインクーラーとワインカップです。手びねりで作りました。黒御影土にS釉を使いました。面の境目が釉が薄くなりトーンが濃くアクセントになっています。陶芸は予期せぬ効果が出ることも多く、楽しみでもあります。
【MNさんの作品】

マグカップ。黒御影土に珪石、長石、カオリン、亜鉛を調合した釉を使いました。柔らかな乳白色が黒御影土に合っているようです。S釉にカオリンを入れただけで随分表情が変わります。
【MMさんの作品】

磁器土に市販の青ガラス釉をのせました。最下段の温度が低い場所にいれました。予想通り比較的低い温度で溶け、艶の強いガラス状の色になりました。たいへん薄く轆轤で作った作品に合っていると思います。

透光性磁器土をたいへん薄く見事に轆轤弾きした作品。明トルコ青マット釉を使っています。白い陶土に使ったのとは随分違った感じになります。作品が薄いため釉もかなり薄がけしています。それでも流れますが流れて出来た景色がとても良いと思います。

磁器土を轆轤びきした一輪挿し。基礎釉に呉須の割合を多く調合した作者オリジナルのゆうと市販のマット釉を使いました。写真では分かりにくいですが二つの釉が重なった所が不思議な効果を出しています。花は何が似合うでしょうか。
【MUさんの作品】

赤二号土にS釉、そして青いワインの瓶を砕いたガラスを中央に入れて焼きました。ガラスは溶け易く貫入します。紫月窯の生徒さん、皆さん色々工夫して作陶しています。

赤土にトルコ青、そして中央に砕いたガラス瓶の破片を入れて焼きました。鮮やかなトルコ青ですが赤土の上にのせると古い青銅器のように見えます。
【MKさんの作品】

手びねりの小皿。既製の鉄赤釉を使いました。使いやすそうな大きさの器です。鉄赤釉は燐を含む調合で作られています。陶芸に使われる釉は酸化第二鉄(鉄錆)の含有量によって黄瀬戸釉から黒釉まで幅広い色が作れます。そこに燐を加えることによって赤味が加わります。今回は既製のものをつかいましたが、燐を含む牛骨灰を準備していますので近々調合してみようと思っています。
【STさんの作品】

黒御影土を使った丸い平皿。焼くと反りやすいものですが完璧に真っ平らに焼き上がりました。釉は作者のオリジナル、霧吹きで施釉しました。
