
29日に酸化焼成した作品、窯だししました。夏休み親子陶芸教室の作品がたくさん焼きあがりました。1230℃で約30分ねらしました。充分に酸素を送った焼成ですが釉によっては今までとは違った表情になったものがたくさんあります。一日中雨だったためでしょうか。陶芸はいつまでたっても分からないことがいっぱいです。
今回の生徒さんの作品を紹介いたします。
【夏休み親子陶芸教室の作品】


様々な個性の出た作品。今回はお子様達が楽しそうに絵付けと釉掛けをしていたのが印象的でした。
【YIさんの作品】

新しく入会された方の作品です。多肉植物やエアープラントに凄く詳しい方です。大変丁寧に作陶しています。黒御影土を釉薬を使わず焼きしめて植木鉢を作りました。植木鉢は素焼きのものが多く使われていますがすぐ水が乾いてしまいます。植物によってはこの作品のように釉薬を使わず焼きしめた物が最適と言われています。
【AKさんの作品】

紫月窯には5月の中旬から来られている方です。大変熱心な方でご自宅でも作陶されています。この作品もご自宅で成形しました。線刻した文様の入った手の込んだ花器です。シンリュウの赤7号にオリジナルの白萩風乳濁釉を使いました。

こちらもご自宅で作られた作品。手捻りならではの温かな表情のある作品です。
同じく赤7号にオリジナル乳濁釉を使いました。この釉は紫月窯でお手伝いしてもらった高野さおりさんが亜鉛結晶釉を作ろうとして偶然できた釉です。ここではS釉と呼んでいます。土によっては天然の藁灰を使った白萩釉に近い色が出ることもあります。赤7号土との組み合わせは今回が初めてです。安定した釉ですが土の違いによって色の違いが大きく出ます。

この作品も自宅で作られた作品です。持った時にとても手にフィットします。やはり赤7号土にオリジナル籾灰釉を薄がけしています。


手捻りですが同じ形と大きさに作られています。釉薬は持ち込みのシンリュウの藤釉を使いました。
【TMさんの作品】

電動ロクロを使った大型の器です。土は浅間象牙もぐさ土を使いました。この土はもぐさ土ですがろくろ引きし易く、焼き締まります。呉須を直接指で弾くように乗せ、土灰基礎釉をかけました。温かみのある軽く使い易い作品です。

電動ろくろを使った作品。バランスのとれた作品です。浅間もぐさ土を使いシンリュウの黒天目釉を施釉しました、強い光沢のある黒です。


電動ろくろを使った作品。使いやすそうな器です。浅間もぐさ土にシンリュウの白萩釉を使いました。こちらも強い光沢があります。既成品の白萩釉はメーカーによって様ざまです。
【MUさんの作品】


電動ろくろ成型の直径20センチほどの器です。赤2号土を使い、部分的に白化粧土をかけ、ペルシャ青マット釉を薄がけしました。ペルシャ青釉は独特の鮮やかな色の釉で白い土を使うのが一般的ですが、あえて赤土を使いました。とても不思議な景色になりました。

透過性磁器土を電動ろくろ引きした作品です。持ち込みの美和白結晶釉にペルシャ青釉を霧吹きで薄く施釉しました。写真では判りにくいですがグラデーションが美しい作品になりました。
【MMさんの作品】




透過性磁器土をロクロ引きし極めて薄く削り出した作品です。とても薄い作品なので施釉の時、釉の水分が飽和してしまうと釉が割れて剥がれてしまいます。薄がけするのにも技が必要です。写真でもお分かりと思いますが、光を通した薄がけのペルシャ青釉の透明感が素晴らしいです。
【NTさんの作品】

「備前特別体験講座」を受講された方の作品です。初めての作陶です。備前の登り窯を待つよりも早く結果が出ると考え、備前土とは別に釉を掛けた作品も作ってもらいました。大変お忙しい方で釉掛けもなかなかできず酸化焼成のタイミングを逃したため、やっと焼きあがりました。
