2018年11月25日酸化焼成

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11月23日に焼いた作品を窯出ししました。1230度で20分ねらしました。先回溶けて流れた石灰、珪石、亜鉛を基にした白萩調の釉は一番下の段に詰めたところそれ程流れずに済みました。赤二号土に既製品の白萩釉をかけたものはかなり釉がはがれるなど問題がありました。その他玉石を使った黒釉や酸化錫とクロームを調合した釉などの試みをしました。
今回焼いた生徒さんの作品を掲載いたします。

【MOさんの作品】
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9月に入られ、以前に7年間陶芸をお続けになられた方です。陶芸の知識も豊富でたいへん熱心に作陶されています。丁寧に作られた二つのマグカップ、流理由と白萩釉の二重掛けをしました。二重掛けは思わぬ効果が現れますが、予想が難しいものです。上に被せた白萩釉がここまで流れるとは予期しませんでした。陶芸がイメージ通りには成らないことを良くご存知でホッとしました。

【MUさんの作品】
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熊谷陶料の陶芸赤土を使い、オリジナルの乳濁釉S1を施釉しました。土との相性が良く、柔らかな表情が出ました。前回かなり流れた釉でしたので、今回は一番下の段におきました。

【MMさんの作品】
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半磁器土を使い、極めて薄く轆轤びきした作品。古代呉須を筆で下絵つけし土灰釉をかけました。筆で塗った呉須の濃淡が良い表情を出しています。

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この作品も半磁器土を轆轤びきしたとても薄い作品です。釉薬にもたいへん関心があり、ルーシー リーのピンクの釉に挑戦しました。鮮やかなピンクにはなりませんでしたが、少し赤みを帯びた色になりました。

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黒御影土を轆轤びきした作品です。難しいほぼ垂直な形を作りました。釉はオリジナルS1です。釉が丁度良い濃さであったことと比較的温度の低い場所に置いて焼いたので流れずに神秘的な色になりました。

【YMさんの作品】
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大型の花器です。赤二号土に既製品の白萩釉をのせました。白萩釉は土によって釉が寄って剥がれたりカイラギができたりしやすい様です。この作品も均一に釉が乗りませんでしたが花を入れると自然な感じになるのではと思います。

【ASさんの作品】
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3回体験で来られた方の作品です。どうも赤二号と白萩釉とは相性が良くない様です。釉が寄って流れました。花を飾るとどう見えるのでしょうか。陶芸はなかなかイメージ通りにいかないものです。

【KDさんの作品】
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この作品も体験コースで作られた花器です。こちらは釉がよる様なことも無く良い表情が出ました。

【私の作品を少し】

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テカテカしない自然なツヤの黒い釉が欲しく、玉石という天然の石を砕いたものを単味で使いました。しっとりとした黒が出ましたが、粘りが無く石なので重いのか直ぐ沈殿してしまい施釉が難しいです。いろいろと試行して使いやすい釉にしたいと考えています。

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浅岡窯業の信楽赤土に長石、珪石、亜鉛、マグネサイト、ペントナイトを調合した乳白釉を施釉しました。前回の酸化焼成で流れてしまった釉です。土との相性が良かったのか温度の比較的低い場所に置いたのが良かったのか、流れることもなく焼成できました。