2018年4月19日還元焼成

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まぶしすぎる春の午後の日差し、17日に焚いた作品、窯だししました。今回は展覧会に出す生徒さんの作品が入っており、一緒に窯焚きしました。いつも下の段は還元がかかりにくかったのですが今回はしっかり還元独特の色になりました。前回より多少ねらしの時間を短くしました。釉の溶け具合いもぴったりでした。

今回窯出しした生徒さんの作品です。

【YMさんの作品】

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紐作りの大きめな花器です。赤土に白化粧し、土灰をかけました。刷毛で塗った化粧土の濃淡が程良く、どんな花にも似合いそうです。

【MUさんの作品】

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板作りの角皿。紫月窯オリジナルの黄瀬戸釉を流し掛けしました。還元で焼成したので青味がかった渋い感じになりました。

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白土に白化粧を塗り掛けし、土灰釉をかけました。乾燥した時点でかなり反りがありましたが、硅長石の砂をひいた上に作品を載せて焼いた結果、すっかり反りがなくなりました。

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電動ろくろで成形したお皿、上が土灰釉、下が乳白釉をかけました。中くらいの大きさのお皿、温かな感じのする作品です。

【MMさんの作品】

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半磁器土を使い、電動轆轤びきした中くらいの大きさのお皿。半磁器は扱いが難しいですがあえて積極的にチャレンジしています。小さめな高台で傾斜の少ない形は難しいものですが、きれいな形です。紫月窯オリジナルの土灰釉、しっかり還元がかかった強い青磁色に焼けました。

【STさんの作品】

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白土に細かなしのぎを施した中皿、しのぎの凹んだ部分に、透明度のある釉が入り見事に調和した美しい作品です。灰釉は紫月窯オリジナルの杉と檜の灰を使っています。

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半磁器のゴブレット。外側に丁寧にしのぎを施しています。半磁器の白さと天然の灰を使った釉が見事に調和しています。

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この器も半磁器土を使いました。釉はやはり杉と檜の灰を調合したものをを使いました。全くと言って良いほどゴマが入らず完璧と言って良い仕上りです。

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半磁器ですが上の作品とは違う土を使いました。釉も薄めに掛けています。土の違い釉のかけ方でかなり違った表情になります。

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今回の作品は5月1日からサブウエイギャラリーの展示会に出品されます。ぜひ実物をご覧になってください。

【MNさんの作品】

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電動轆轤をすっかり使いこなしています。器の中央部に釉を厚く掛け、色の変化を出しました。この作品に使った釉も杉と檜の灰で作った紫月窯オリジナルのものです。還元が良く掛かって透明感のある青磁色が出ました。

 

【NUさんの作品】

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電動轆轤成形をこなして、今、また暖かさ面白さのある手びねりで作陶しました。
自宅でメラニンのスポンジでフクロウの印を作って来られ鮮やかな下絵の具で彩色しています。筆で描いたのとは違った表情があります。かわいい作品になりました。

【私の作品を少し】

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手びねりの志野のぐい呑み。絵付けはそぶを使い、釉は風化志野と平津長石を調合したものを使いました。鞘に炭を入れたものやもぐさ土もいろいろなものを使って試作しました。

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昨年の夏に小布施で薪窯を使わせてもらいました。窯のオーナーは楢の薪に拘りを持たれておられます。この時の楢の灰を半年以上かけ毎日毎日水を入れては掻き回し、上澄みを捨てる作業を繰り返してアクを取りました。そうしてできた灰を何日もかけて水分をとばし、平津長石とカオリンを調合して作った釉を初めて使いました。マグネサイトなどを添加しなくても粘り気があり、むら無く施釉できました。楢の灰は鉄分をほとんど含まず、還元焼成しても青味が出ません。ほぼ無色透明ですが御本手のような景色が出ました。