2017年6月10日酸化焼成

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実際に窯焚きしたのは7日。まだ作品は少し熱く盛んに貫入する音が聞こえます。今回はいくつかの新作の灰釉を酸化で初めて焼きました。前回還元で焼いた時に少し時間を引っ張り過ぎたようで釉薬本来の色が得られず、今回は少し抑えましたが今度は足りなかったようです。何度焼いても難しいものです。ただ新しい釉の特性が少し分かりました。
今日は新しく生徒さんが入られたました。そして見学にお一方来られました。
今回窯出しした生徒さんの作品です。

【MOちゃんの作品】
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大きめの花器です。お子様らしい自由で暖かい表現が素敵です。赤土の上に鬼板で下絵をつけ藁白釉を掛けました。釉の溶け具合もぴったりです。

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たたら作りの小皿です。庭の好きな植物の葉を選び柔らかい粘土の上に乗せ押さえます。それから素焼きをします。鬼板を全体に塗り、こんどは水分を含ませた布で拭き取ります。葉脈のところは凹んでいますから鬼板が入り込み、発色します。銅版画と同じ原理です。最後に灰釉を施しましたが、ちょうど温度がぴったりで葉脈の大変細かなところまで表現されました。

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ハート型のペンダント。青い方は薄いトルコ青マット釉、ピンクの方は濃く塗ることができる絵の具を使い透明釉を掛けました。ハンドメイドの味がある作品です。

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ドアのハンドルの懸けて使うプレートです。紫陽花とカタツムリは6月、七夕とお星様は7月です。毎月違ったデザインを作っています。発想がとても面白いです。

【SOさんの作品】
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たくさん作品を作られていますが今回窯に入っていたのはこの一点。白化粧を生掛けし、灰釉を薄掛けしました。酸化焼成ならではの化粧の白です。

【MUさんの作品】
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紐作りの花器です。赤土に白萩釉を流し掛けしました。いろいろな花に合うと思います。

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黒南蛮土に志乃釉を掛けた茶碗です。大きさも形も良いです。志乃釉は平津長石と風化長石とを調合しましたが、酸化焼成なので少し溶けきっていないと思い、再度還元で焼こうと思いましたがこれも充分良いような気がします。

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こちらも黒南蛮土に調合した長石を掛けたぐい飲みです。黒土に志乃釉は初めての組み合わせですが良いですね。

【HKさんの作品】
DSC02666.JPGたいへんユニークなワインクーラーです。かなり大きな作品、薄く作られていますが焼成で歪むこともなく、黒天目釉もぴったり溶けて真っ黒な発色です。