
一昨日の酸化焼成、今日窯出ししました。まだ貫入する音が聞こえます。焼成は11月2日でしたが窯出し出来たのが4日。陶芸の色は冷える時に決まると言われますのでこれからは窯出しした日を焼成した日にすることにしました。
このところ私が還元の作品が多く、今回は殆ど生徒さんの作品です。焼く作品が少ないのも良い酸化炎になったらしく、酸化焼成の特徴が良くでました。
今回の生徒さんの作品です。
【MOMさんの作品】

8月から通っていただいています。手捻りの集大成のような細かな作業があるティーポット、まだ3ヶ月なのに見事に作り上げました。形のバランスも古信楽に瑠璃釉の発色も良く、使うのが楽しみな作品です。

20センチほどの高さの花瓶です。とても均整のとれた美しい形です。
黒御影土を使い、瑠璃釉を施釉しました。おしいことに釉が剥がれた所が出来てしまいました。ティーポットの瑠璃釉はうまくいっているし、次の土灰釉を掛けた作品も黒御影を使っているので、今回の原因はおそらく土と釉との相性に問題があったと考えられます。

これも20センチくらいある花瓶です。やはり黒御影土を使っています。写真では分かりにくいですが口が楕円形をしています。花を面白く生けられそうです。

袋物。お酒は呑まない方なので花器として使われると思います。鉄釉を流し掛けして偶然できた模様が面白いです。ほぼ球形のフォルムも美しいです。
同じ釉を使った板皿、一枚は何故かクラックが入ってしまいました。単純そうな板作りは意外と難しいです。

ちょうど秋刀魚の美味しい季節なので、板作りで秋刀魚をのせるお皿作りをしてもらいました。にぎり寿司にも合いそうです。
【MNさんの作品】

初めての蓋物です。なかなか蓋の寸法があいにくいですがピッタリ収まっています。重なる部分には釉をつけず、アルミナを塗って重ねたまま本焼きしました。
織部の絵付けも良いですね。


時間の合間に作ったアクセサリのパーツ。そして山がお好きで富士山の形の箸置きを作りました。
【MAMさんの作品】

たいへん個性的で野性的な形の花瓶です。赤土に白萩釉と瑠璃釉を使いました。表面のテクスチャーもユニークです。
【KKさんの作品】

黒御影土を使い、中だけ灰釉を施釉した湯呑み茶碗です。黒御影の特有な質感をいかした強い感じのする作品です。高台を付けないフォルムも良いですね。

ずっとうな重の器に拘って作っていらっしゃいます。かなり薄い板なのでどうしても歪んだりクラックが入ったりしとても難しいです。内側だけ織部釉を施釉しました。強烈な印象の作品です。
【KTさんの作品】

黒御影土に白萩釉を使いました。作品を作る途中でヒビが入ってもそれを生かして作られています。形を作るのにもだいぶ慣れてこられました。

ご自分で描いた絵を入れる額縁にお使いになりたくて作られています。これも黒御影に白萩釉が良く相っていると思います。


二段の蓋物の容器です。板作りで作りました。内側は蓋が落ちないような工夫がされています。
織部釉がぴったりです。
【MSさんの作品】




たたら作りの板皿です。
鬼板、織部釉、土灰釉の組み合わせと文様がピッタリあっていて気品のある作品になりました。文様は家でじっくりと考えて来られました。たいへん熱心な生徒さんです。
【NUさんの作品】


初めての電動ろくろを使った作品です。もちろん削りもご自分でやっています。初めてとはとても思えないほど見事に電動ろくろを使っています。
素焼きをした後で白化粧を施し、さらにもう一度素焼きをし、灰釉をうす掛けしました。白化粧は使った土との相生が少しでも悪いと剥がれやすいのですが、今回はうまく合っているようです。白化粧した酸化焼成の真っ白で柔らかな色が良く出ています。
【MKさんの作品】



二回目の電動ろくろをひいて作られた作品です。三回目のお皿が還元だったのでそのほうが早く焼けました。削りはご自分で考え、独創的な堀り目を入れています。またハンドルの形もユニークでたいへん良く合っています。赤土を使って白萩釉を掛けた柔らかな色合いがとても生かされています。
